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サッカー フットサル コラム 2023年8月8日

ちゃんとした監督に率いられた、ちゃんとした選手たちが掴んだ日本一。インターハイ決勝 桐光学園高校×明秀日立高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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明秀日立はベンチメンバーも元気いっぱいだ。決勝でも印象的なシーンがあった。チームの2点目を決めた柴田健成が、ピッチサイドで待つビブスを来た選手たちの元へ走っていくと、竹花龍生がすかさずスコアラーに“指示”を飛ばす。「カメラ、あっちだ!」

この試合の1点目も柴田が挙げていたが、今大会初ゴールだったこともあってか、すぐにピッチへ大の字に寝てしまい、いわゆる“シャッターチャンス”には至らなかった。それを知ってか知らずか、2点目の際に竹花はカメラマンの方を指差し、柴田に“シャッターチャンス”の創出を促す。

竹花の言葉に耳を傾けよう。「柴田は僕が準々決勝でゴールを決めた時に悔しがっていたので(笑)、一緒に喜びを分かち合いながらカメラを探して、写真を撮ってもらったと思うので、良い記事になればいいと思います(笑)」。何という“名プロデューサー”ぶり!柴田が決めた渾身のガッツポーズを見て、ベンチメンバーは大爆笑。こんなワンシーンにも、明秀日立が積み上げてきた一体感が垣間見える。

竹花龍生(17番)に促された柴田健成が渾身のガッツポーズ!

そんなチームを率いる萬場監督も、実にちゃんとしている。今大会は基本的にゲームの指揮を伊藤真輝コーチに任せ、自身は全体に目を配る役割に徹していたが、そこに至る経緯もなかなか興味深い。

「僕は茨城県の指導者養成の方にも携わらせてもらっているんですけど、インターハイの県の準々決勝の鹿島学園戦の時に、その研修で静岡に行かせてもらっていて、物理的に伊藤に託すしかないという状況で、その試合に勝ったことでチームも一皮剥けたんです」

「その時に伊藤に前に出てもらってから流れが良くなって、僕も後ろにちょっと引くことで、見える量が圧倒的に増えたというのがあって、前で伊藤が戦ってくれている分、後ろでより自分の経験を生かして、よりポイントを伝えていって、足りないところをちゃんと補うことができていたので、GKコーチの大塚(義典)も含めて3人しかいなかったですけど、日常的にも話はしているので、その連携にはかなり手応えがあります」

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