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サッカー フットサル コラム 2023年7月24日

真剣勝負とは比べ物にならないが、それはそれで楽しめたマンチェスター・シティ戦

後藤健生コラム by 後藤 健生
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圧巻は27分の横浜FMの追加点だった。

この日、左サイドでカイル・ウォーカーを相手に何度もドリブル突破していたエウベルが上がってきた左SBの永戸勝也を使った。そして、裏に抜けた永戸が大きく逆サイドに振ると、上がってきた右SBの松原健が中央からダイレクトで決めたのだ。

サイドバック2人による得点である。

SBの攻撃参加は、まさにペップ・グアルディオラ監督が世界のサッカーシーンに持ち込んだものだ。この場面だけではなく、永戸はそのグアルディオラ監督の前でタッチライン際のオーバーラップや中のレーンを使ったインナーラップを繰り返して見せた。

もちろん、何度でも言うが、横浜FMの攻撃が通用したのは相手が調整段階でプレー強度がそれほど高くなかったからだ。

実際、2点を先行された後、マンチェスター・シティがギアを上げてくると、横浜FMは自陣ゴール前に押し込まれ、40分、43分と連続ゴールを決められてしまった。そして、後半に入るとフィールドプレーヤー全員を交代させたマンチェスター・シティは徹底して短く速いパスをつないで横浜FMを自陣内に釘付けにした。

そして、後半から入ったアーリング・ハーランドが早速その本領を発揮。絶妙の動きだしでフィル・フォーデンからのスルーパスを受けて引き出し、鋭いシュートを決めて逆転に成功。

その後は再び省エネモードに入ったマンチェスター・シティだったが、72分にはロドリがコースを狙ったミドルシュートを決め、横浜FMが1点を返した後のアディショナルタイムには右サイドのジョアン・カンセロからのクロスを、相手CBのマークを見事に外したハーランドが決めてダメを押した。

まだ準備段階の初期にあるマンチェスター・シティにとっては、本来の出来とは大きく違う。たとえば、ベルナルド・シルバは後半開始から出場し、30分間プレーした後に退いた。彼にとっては、この試合は調整のための試合でしかなかった。

一方で、たとえば20歳のオスカル・ボブなどにとっては、マンチェスター・シティのトップチームでの初先発。なるべく早く、「一軍」のテンポやチームの約束事に慣れるための貴重な経験の場ということになる。

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