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サッカー フットサル コラム 2023年7月15日

多彩な攻撃でパナマを粉砕した女子日本代表 “格下”との対戦を通じて、チーム状態を上げていけ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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池田太監督

池田太監督

7月20日に開幕するFIFA女子ワールドカップを前に最後の準備試合となったパナマ戦で、女子日本代表(なでしこジャパン)が5対0と完勝した。

大量5点を決めたことと同時に、ゴールのパターンの多彩さが目を引いた。

33分の1点目は左サイドの長谷川唯から右SBの清水梨紗への長距離のサイドチェンジのボールを長距離を走った清水がワンタッチでGKの頭上を抜いた。日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織、メニーナ時代から培った2人の絶妙のコンビネーションだった。

遠くの味方の動きを見る眼は長谷川の大きな魅力だが、イングランドに渡ってマンチェスター・シティの中心選手として、強度の高い中でゲームを作る中で、その「遠くを見る眼」がさらに研ぎ澄まされえているようだ。

今大会の日本代表の浮沈の鍵を握る選手と言っていいだろう。

37分の2点目は左サイドでワンタッチパスを細かくつなぎ、最後は田中美南のスルーパスに走り込んだ長谷川が、今度は自らGKの動木を見てループシュートを決めた。

この場面、左サイドでボールに絡んだ遠藤純と宮澤ひなた、そして田中、長谷川と全員がベレーザ出身の選手だった。

男子日本代表で、最近は川崎フロンターレ出身選手のコンビネーションが話題になっている。たとえば、6月のエルサルバドル戦、ペルー戦では旗手玲央と三笘薫の連携が見事だった。代表チームに同じクラブの選手が何人かいれば、クラブでのコンビネーションを利用することができるのだ。

女子代表の場合も、現在は世界各国のクラブに散らばっているものの、ベレーザ出身選手が多数いるのは日本代表にとっての大きな強みと言っていいだろう。一方、守備的なポジションには浦和レッズレディース出身選手が多数いる。

さて、得点パターンの話を続ければ、3点目(60分)は左サイドを突破した宮澤のクロスを植木理子がスルーし、右サイドから中央に入ってきた藤野あおばが強烈なシュートを決めたもの。ここもまた、ベレーザ勢によるゴールだった。その直後(61分)には左サイドの宮澤から(浦和の)清家貴子につなぎ、清家のパスを長谷川がシュートすると、シュートが相手に当たってゴールに飛び込む。

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