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サッカー フットサル コラム 2023年7月11日

U-21欧州選手権 39年ぶりにイングランドが優勝、スペインは準優勝

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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下部組織出身の若手が3強でレギュラー入りするのは不可能に近くなっている。

今回の決勝スタメンのうちFWのアベルはバルセロナ出身で今はブラガ所属、GKテナスはトップチームに枠がなくバルセロナBから契約解除されたばかりで、MFのブランコはレアル・マドリーから2部のアラベスへレンタル中だった。ここ数年のU-21は、こうしたトップチームに上がれない3強育ち+伝統のアスレティック・ビルバオ+近年育成に力を入れるソシエダ、ビジャレアル、ベティス、セルタなどの出身者で構成されている。

もっとも、バルセロナは依然としてタレントの宝庫で、アンス・ファティ、ガビとバルデは飛び級でフル代表入りしていなければ、今頃はU-21のトロフィーを掲げていたかもれない。

ラ・リーガの外国人選手の割合は40%と、プレミアの68%、イタリアの59%、フランスの54%、ドイツの49%に比べて最も低い。イングランドの優勝は39年ぶりで、イタリアは2004年、フランスは1988年を最後に優勝していない。前大会の覇者ドイツだけは2000年代に3度優勝、1度準優勝しており、スペインと肩を並べる好成績を挙げている。

自国人比率の大小とU-21の強弱が正比例しているのは、当然で真っ当なことだと思う。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

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