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サッカー フットサル コラム 2023年6月20日

11年ぶりにスペイン代表がタイトルを獲得、UEFAネーションズリーグ決勝をPKで制す

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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スペイン代表  UEFAネーションズリーグ優勝

スペイン代表がUEFAネーションズリーグ優勝

「勝ったらインターコンチネンタルカップに勝った、と胸を張るけど、負けたらトヨタカップに負けた、と言うだけさ」

一昔前、スペインサッカー界にそんなギャグがあった。ご存知の通りインターコンチネンタルカップもトヨタカップも同じ大会なのだが、負けず嫌いで言い訳好きのスペイン人の気質がよく表れている。

昨日(19日)、UEFAネーションズリーグでスペインが優勝した。EURO2012優勝以来、実に11年ぶりのタイトル獲得である。ブラジルW杯に始まった長い低迷に終止符を打った、と言える──と言いたいところだが、そうではない。

内容は良くなかった。

デ・ラ・フエンテ監督の4戦目で、これで3勝1敗となったわけだが、クロアチアのサイドアタックに苦労し、チャンスを作れず、120分で決着をつけられずPK戦での勝利だった(0-0。PK4対5)。

もちろん、決勝なんだからどんな内容でも勝てばよいのだが、3回目の大会で歴史が浅く、“結果良ければすべて良し”と言えるほどの権威は、まだない。

みなさんはこの大会のことをどのくらいご存知だろうか? フォーマット上は一応、スペインは欧州の頂点に登り詰めたわけだが、その威光はEUROと比べるべくもない。

メディアの扱いもそうだ。

勝ったから大騒ぎしているが、負けていたら決勝進出を称えるどころか、“これでEURO2024予選は突破できるのか?”という論調になっていただろう。

大会の開幕は1年前。6月と9月に行われた6試合のグループリーグを苦労して勝ち上がったわけだが、ネーションズリーグ決勝トーナメント進出を喜んだメディアは一つもなかった、と記憶する。それよりも、カタールW杯への不安の方が大いに話題になった(2カ月後、その不安は的中するわけだが)。

カタールで16強止まり。デ・ラ・フエンテ新監督の下、再スタートとなったEURO2024予選はスコットランドに敗れてつまずいた。そんなタイミングで「欧州王者」と言われても、ピンと来ない。

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