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サッカー フットサル コラム 2023年4月25日

カウンター型が主流となった今年のJリーグ ポゼッション志向の川崎はどう対応するのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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4月23日のJ1リーグ第9節、川崎フロンターレ対浦和レッズの試合は実に激しいハイレベルの攻防が堪能できた。あれだけ激しい試合でイエローカードが1枚も出なかったことも特筆すべきだろう。

浦和は、マチェイ・スコルジャ監督の下で急激にチームがまとまってきていた。

大量点を取るような試合はないが安定度が高い……。それが今年の浦和レッズだ。とくに4月29日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のファーストレグ、アウェーでのアルヒラル戦を控えているだけに守備意識は研ぎ澄まされていた。

一方の川崎は前節まで2勝2分4敗の13位と苦しみぬいていた。過去6年間で4度も優勝を飾っている「常勝軍団」とは思えないような姿だ。

そんな川崎が、前週のミッドウィークのルヴァンカップの清水エスパルス戦でホーム初勝利、しかも6点という大量得点での勝利を収めた。その直後の試合だった。

キックオフ直後に川崎が右サイドバックの山根視来がスペースにボールを入れて家長昭博が呼応してチャンスを作り、6分には浦和が左サイドのスローインから右サイドにつないで最後は興梠慎三のヘディング……。互いに攻め合う姿勢を見せた立ち上がりだった。

だが、前半はそれ以上に両チームの守備意識の鷹さが目立つ展開だった。

ボールを持った選手はすぐに相手に取り囲まれ、プレスをかけて相手のパスのカットを狙う。従って、チャンスは主に相手のプレスを回避したロングボールからか、高い位置でボールを奪ってからのカウンターから生まれた。

こうしてスコアレスのまま迎えた後半の立ち上がりにゲームが動いた。

川崎が右サイドのスローインから素早くつなぐと浦和のプレッシングが緩くなり、家長がDFマリウス・ホイブラーテンとの1対1の勝負に勝ってペナルティーエリア内に進入。家長のクロスに脇坂泰斗が合わせて川崎が先制した。

その後、1点をリードした川崎は慎重になりすぎて前からのプレスが弱まり、浦和の攻撃を引き込んでしまった。強い時の川崎だったら2点目、3点目を奪いに行ったはずだが、最近の不調のせいで「この1点を大事にしよう」という気持ちが生じてしまったのだろう。

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