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サッカー フットサル コラム 2023年4月22日

規律、自由、創造の共存。お互いに貫くスタイルウォーズ 横浜FCユース×サンフレッチェ広島ユースマッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第4節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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攻撃のアクセントとして面白いのは、右ウイングでのスタメンが予想される木村だ。左の中川は外に張り付く時間が長いのと対照的に、この選手は比較的自由なポジショニングで中央へ出没したかと思えば、時には逆サイドまでボールを持ち出すことも。トリッキーなドリブルは見る者を楽しませ、前述した神戸U-18戦の2点目のように、守備の勘所を嗅ぎ分けて発揮する献身性も十分。とはいえ、やはりゴール前で披露するアイデアに要注目だ。

昨シーズンはコーチを務め、今シーズンから指揮官に指名された野田知監督は神戸U-18を長く率いていたが、それこそ10年以上前から流れるようなパスワークを軸に据え、ポゼッションスタイルを徹底する姿勢が印象的だった。新指揮官が大事に携えてきたフィロソフィーを、広島ユースが今までのスタイルとどう融合させていくのかは、これからも注視する必要がありそうだ。

横浜FCユースも広島ユースも、チームの構造はかなりはっきりとしたものを築いている。だが、その規律の中にはもちろん自由を謳歌する余地も残されており、そこで自らのアイデアを創造するタレントも揃っていると言っていいだろう。貫きたいスタイルのぶつかり合い。両雄のいわば“スタイルウォーズ”に、好ゲームの予感が漂う。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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