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サッカー フットサル コラム 2023年3月30日

ほろ苦いリスタートとなったサッカー日本代表。若いDFは前線のサポートができず、攻撃陣は孤立

後藤健生コラム by 後藤 健生
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コロンビア戦スターティングメンバー

2026年ワールドカップを目指して森保一監督の下で再スタートを切った日本代表だったが、ウルグアイと引き分け、コロンビアには逆転負けというほろ苦い結果となった。結果だけではない。内容的にもほとんど見るべきところのない試合だった。

なにしろ、シュート数がウルグアイ戦では4本、コロンビア戦では5本に終わったのだ。“拙攻”というしかない。

それも、相手にボールを握られ続け、押し込まれた試合だというなら理解できる。たとえば、昨年6月に東京・国立競技場でブラジルと対戦した試合がそうだ。

だが、今回はの試合展開はブラジル戦とは違った。

コロンビア戦 開始3分 三苫薫がヘッドで先制ゴール

コロンビア戦では、3分にロングクロスに合わせた三笘薫が頭で先制ゴールを決めた。そして、20分を過ぎるころからは日本がボールを握る時間が長くなった。しかし、日本の選手たちは中盤でボールを回すばかり。前線にくさびのボールを入れても、打開できないとすぐに最終ラインまでボールを下げてしまう。

そんな繰り返しではゴールを奪えるわけもない。チャンスらしきものができたのは右サイドで伊東純也が仕掛ける場面だけで、先制ゴールを決めた三笘もその後はほとんど見せ場を作れなかった。

右サイドで伊東純也が仕掛けチャンスを作る

なぜ、攻撃が停滞してしまったのだろうか?

直接的には、日本の生命線であるスムースなパス回しが実現できなかったことが原因だ。

コロンビアは、先週の金曜日に韓国代表と戦って2対2で引き分けているが、試合後の記者会見で日本と韓国の比較について質問されたコロンビアのネストール・ロレンソ監督はこう答えた。

「韓国の方がコンビネーションがよかった。日本は個人能力が高くて1対1で強かった」

これまでの日本と韓国のサッカーの歴史に詳しい人だったら、「えっ、逆でしょう!」と思うだろう。

フィジカルや精神力を武器とするのが韓国サッカー。一方、日本にはテクニックがあり、パスをつないでコレクティブに戦ってきたはずなのだ。

つまり、相手の監督にそう思わせるほど、日本代表のコンビネーションが悪く、個人で勝負するしかなかったということなのだ。

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