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サッカー フットサル コラム 2023年3月21日

リーグ優勝の可能性を諦めないレアル・マドリーは勝利しかないクラシコに挑み、バルセロナ逆転勝利

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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クラシコで逆転勝利したバルセロナ

クラシコで逆転勝利したバルセロナ

バルセロナが勝利(2-1)したクラシコで、いくつかわかったことがある。
1つ目は、先週のプレビューで書いたようにアラウホ対ビニシウスは最も注目された対決となったが、そのマッチアップの勝敗がチームの勝敗には反映しなかった。

マッチアップの勝者はビニシウスだった。

アラウホはビニシウスの足下にボールが収まる前であればシャットアウトしたものの、収まってから走り合いになれば何度か突破を許した。

当然だ。1対1になれば主導権を握っている方(ボールを持っている方)=アクションを起こす方が、リアクションしなければならない方よりも有利なのは言うまでもない。

だが、レアル・マドリーの得点はビニシウスの突破からの、アラウホのオウンゴール1点に留まった。ビニシウスの判断ミスやシュートミスもあったが、最大の理由はベンゼマの異常に低いパフォーマンスだった。

判断が遅くアクションが遅い。シュートが枠に飛ばない、飛んでもGKの正面に行く。下がってカウンターを組み立てる躍動感は無く、ゴール前でボールを待ちシュート打つだけの人になっていた。自分がロストしても奪い返しにも行かない。フィジカルに不調でもあったのだろうか?

2つ目は、勝敗を決定したのは結局、両チームの勝ち点差だった。
1-1では優勝絶望だったのでレアル・マドリーは点を取りに行ってカウンターを喰い、敗れた。「敵地なら引き分けOK」というよくある状況なら、リスクを負うべきなのはバルセロナで、逆にレアル・マドリーのカウンターがさく裂していた可能性がある。

面白かったのは、両チームとも優位に立ち、相手に攻めさせた時に良いプレーができていたことだ。
つまり先制して(9分)同点に追いつかれる(45分)まではレアル・マドリーペースで、残りの時間帯はすべてバルセロナペースだった。

両チームとも点を取りに行く必要がない時には、あまり前からプレスに行かず、ラインをきちんと整えて下がりゴール前を固めた。守備に自信がありカウンターに自信があるという点で似た者同士だったわけだ。

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