人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年3月14日

今週末のクラシコの見どころは「ビニシウス対アラウホ」、両者の攻防での勝者が今週末の勝者になる

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
  • Line
「ビニシウス対アラウホ」両者の攻防での勝者が今週末の勝者になる

「ビニシウス対アラウホ」両者の攻防での勝者が今週末の勝者になる

今週末、19日のクラシコの見どころは、大袈裟に言えば「ビニシウス対アラウホ」に絞られた、と言っていい。

というのも、両チームが今月2日のコパ・デルレイのクラシコがそんな試合だったからだ(0-1、バルセロナ勝利)。ボール支配率35%と非常に低い数字で、攻め込まれながらゴールを割らせないバルセロナの堅守を象徴していたのが、スピードと対人能力でビニシウスをほぼシャットアウトしたアラウホだった。このレアル・マドリーの左サイド、バルセロナの右サイドの攻防での勝者が、今週末の勝者になる可能性は極めて高い。

今のビニシウスの凄さは、先週末のエスパニョール戦でも見られた(3-1)。4人に囲まれた状態から放った同点ゴール。アングルがほとんどなく足の林の間を通してファーポストへ当てネットを揺らしたピンポイントのシュートで、CLリバプール戦での大逆転の切っ掛けとなったシュートを髣髴とさせるものだった。普通マークは2人付いていれば万全なのだが、今のビニシウスは3人でも危ない。彼にボールが渡るたびに、エスパニョール守備陣はパニックを起こしていた。

が、同時にビニシウス依存が起こっているのも事実だ。クラシコでは復帰予定だがベンゼマがケガでエスパニョール戦は欠場。ロドリゴがCFを務めたが、綺麗にプレーし過ぎで強引にねじ込む迫力には欠ける。

アンチェロッティ監督が3トップではなく、2FW(ビニシウス+ベンゼマかロドリゴ)+1MF(バルベルデ)という布陣をメインにしていることもあって、ボールはコントロールする、ビニシウスがいるから相手も押し込める、だが、点がなかなか取れない、という状態にある。バルセロナと勝ち点9差で、勝たないと優勝は絶望、という状況なのだから、今週末は3トップ(ビニシウス+ベンゼマ+アセンシオかロドリゴ)で捨て身で点を取りにいく姿勢を見せてほしいものだ。

クラシコはコンペティションとは独立した意地の見せ合いで、タイトルとは別に評価される。仮に今週末レアル・マドリーが敵地で0-2以上で勝利したとすれば、たとえ最終的にバルセロナが優勝としても、双方のファンの喜び方も悲しみ方も大いに違う。そういうものである。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ