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サッカー フットサル コラム 2023年3月20日

互いに特徴を発揮した激しい攻防 意地がぶつかり合ったWEリーグ屈指の好カード

後藤健生コラム by 後藤 健生
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WEリーグの2022/23シーズンは3月19日の試合で第11節を終了。日程のちょうど半分を消化した(第7節の延期分、サンフレッチェレジーナ対アルビレックス新潟レディースは3月21日に開催)。

そして、「前期」最終節には日テレ・東京ヴェルディベレーザ対INAC神戸レオネッサという好カードがあった。しかも、雲一つない快晴という好天に恵まれたにも関わらず、東京・味の素フィールド西が丘に詰めかけた観衆はわずか1777人……。これが、今のWEリーグの現状である。

WEリーグ初年度に初代女王に輝いたのがI神戸。一方、ベレーザは日本の女子サッカー史を常にリードしてきたものの、WEリーグ発足後はタイトルに見放されていた。今シーズンもベレーザは第10節終了時点で6勝1分2敗で3位に甘んじていた。

だが、1月に行われた皇后杯全日本女子選手権決勝ではI神戸を4対0で撃破して優勝。リーグ戦でも巻き返しが期待されていた。逆転優勝を狙うには、皇后杯決勝に続いて首位に立つI神戸を破って勢いに乗りたいところだ。

ベレーザの竹本一彦監督は「シックス・ポインターだった」と語ったが、それ以上の重要度のある試合だった。一方のI神戸にしてみれば、0対4という屈辱的なスコアで敗れた皇后杯の借りを返す必要のある試合となる。

試合は、予想通り、互いの意地がぶつかり合うかなり強度の高いものとなった。

試合の立ち上がりこそ、前線からプレスをかけてI神戸が何度かチャンスを作ったものの、10分を過ぎると次第にベレーザがボールを保持する時間が長くなって、30分以降は完全にベレーザがゲームを支配した。

皇后杯でのベレーザの優勝を中盤から支えたのが木下桃香だった。

積極果敢なパス出しでエースの植木理子の得点力を引き出し、今シーズン、得点力不足に悩んでいたベレーザを救った。

ところが、皇后杯終了後の2月にベレーザの中盤を長年支えてきた三浦成美がノースカロライナ・カレッジ(アメリカ)へ移籍。三浦がバランスをとって、守備面をカバーする中で攻撃の組み立てを行ってきた木下だが、三浦が不在となる中で守備の負担も増えることになる。

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