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サッカー フットサル コラム 2023年3月20日

互いに特徴を発揮した激しい攻防 意地がぶつかり合ったWEリーグ屈指の好カード

後藤健生コラム by 後藤 健生
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さらに、ベレーザは負傷者が多く、必ずしもベストの布陣とは言えず、木下の負担はさらに増した。

それでも、4-1-4-1のアンカーのポジションに入った木下はしっかり守備をしながら前線に好パスを供給し、安定したパフォーマンスを見せた。さらに、右サイドバックに入った宮川麻都が再三ボランチの位置まで進出してI神戸の攻撃の芽を摘んでチームに貢献していた。

こうして、パスをつなぎながら何度もチャンスを作ったベレーザだったが、結局ゴールネットを揺らすことなく前半を終了した。

I神戸は最終ラインが頑張って、よく耐えた。

I神戸には、2人の新戦力が加わっていた。ともに、セレッソ大阪レディースから期限付き移籍で加わったDFの筒井梨香と左ウィングバックの小山史乃観である。なでしこリーグの強豪、C大阪レディースは数多くの若手選手を育成してきた実績があるチームだが、いよいよ来季からのWEリーグ参入が決まった。そんな中で、敢えてこの2人を武者修行に出したのであろう(ちなみに、ベレーザ対I神戸の試合にはC大阪の森島寛晃社長も視察に訪れていた)。

その新戦力の筒井を中央に右に土光真代、左に三宅史織という代表クラスのDFを並べたI神戸のスリーバックは強力。トップに植木理子、シャドーに小林里歌子と藤野あおばという代表クラスを並べたベレーザの強力攻撃陣に突破を許さなかった。そして、中盤からトップに当ててくるパスに対して、土光や三宅がラインブレークしてチャンスの芽を摘み取り続けた。

しかし、ベレーザの強力な攻撃に耐え続けたものの、前半のI神戸はなかなか攻撃のチャンスを作ることができなかった。

I神戸の攻撃と言えば、両ウィングバックからのサイド攻撃である。

とくに、右サイドに入る守屋都弥は今シーズンに入って急成長した選手。3月の日本女子代表のアメリカ遠征(SheBilieves Cup)で代表にも初招集されたが、ケガのために離脱を余儀なくされた。そして、左サイドには昨年のU-20ワールドカップ準優勝メンバーの小山が加入したことで、I神戸のサイド攻撃は注目されていた。

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