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サッカー フットサル コラム 2023年3月17日

2026年W杯の大会形式が決定 日本代表の目標「ベスト8」の意味も変わる

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ノックアウト・ステージでは延長・PK戦となる試合も多いだろうから、ベスト8に進むには運・不運、あるいはPK戦のための準備がより重要になる。PK戦というのは単なるルーレットではない。GKやキッカーの技術あるいは情報戦など様々な要素が絡む勝負なのだ(日本代表は、PK戦を重視していたクロアチアに対して、備えがまったくできていなかった)。

だが、PK戦で順位が決まりとうのはなるべく避けるべきだ。

次回大会のフォーマットが複雑なものになってしまったのは、参加国数が「48」という中途半端な数字になったからだ。

ワールドカップの参加国を「48」に拡大するということは2017年に正式に決まった。

参加国数増加によってFIFAの収入を増やすことが最大の目的だ。また、これまで参加できなかった国の本大会出場の可能性を高めることでFIFAの現執行部に対する支持を拡大することもできる(先日のFIFA総会でジャンニ・インファンティノ会長は無事に再選された)。

自らの利益のために参加国数拡大を決定したFIFAだったが、2017年の段階ではそれに伴って生じる困難については、あまり真剣に考えていなかったようだ。

当初は、グループリーグは3チームずつの16組として、上位2チームが勝ち抜いてラウンド32からノックアウト方式とすると発表された。この方式なら、決勝までの試合数は7試合のままで、大会期間も従来通りですむ。

だが、3チームのグループリーグでは連戦となるチームと休養日があるチームで不公平が生じるし、せっかく本大会に出場しても16チームは2試合だけで大会が終わってしまう。そうした批判が高まってきたので、FIFAはフォーマットを変更したというわけだ。

しかし、3位でも勝ち抜けるとなるとグループリーグでの“消化試合”が増えてしまうし、偶然が作用するノックアウト方式の試合が多くなってしまう。

ワールドカップのような大会を公平に実施するためには、参加国数は2の倍数(2、4、8、16、32……)であることが望ましい。

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