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サッカー フットサル コラム 2023年3月8日

今季は日本人FWの得点王争いを期待 総合的なCFは日本代表にとってのラストピース

後藤健生コラム by 後藤 健生
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J1リーグは開幕から第3節までが終了。昨年は苦しみ続けたヴィッセル神戸が3連勝。昨年王者の横浜F・マリノスが2勝1分の成績でこれを追っている。

一方、最近の6年間で4度の優勝を飾っている川崎フロンターレは開幕戦で横浜に敗れ、第3節では昨年のリーグ戦で連敗した“苦手”湘南ベルマーレと引き分けて、出遅れ気味だ。

川崎の苦戦の最大の原因は守備陣に相次ぐケガ人と退場者。

海外移籍で谷口彰悟が抜けて不安があったのに加えて、開幕直前に登里享平が負傷し、開幕戦では車屋紳太郎も負傷。しかも、ジェジエウが退場処分となり、さらに2戦目の鹿島アントラーズ戦では代役としてCBに入った山村和也も退場。第3節には戻ってきたジェジエウが負傷と、守備陣のやり繰りに四苦八苦することになった。

それに加えて、ワントップに入るべきレアンドロ・ダミアンや小林悠も開幕から欠場が続き、22歳の宮代大聖と山田新がトップで起用されているが、ともに川崎の育成組織出身の期待の若手とはいえ、トップを任されるのはまだいささか負担が大きいようだ。

王者、横浜を相手にもボールを持つ時間は長かった川崎だが、トップに預けて攻め上がることができないため、どうしても相手ゴールに近づく回数は減ってしまう。左サイドのマルシーニョのスピードは相手にとって脅威だが、やはり中央で決めるべき人がほしい。

トップにボールを収めて自らも得点を決める本格的なセンターフォワード(CF)がいると、攻撃の厚み、あるいは攻撃のバリエーションが増えるのは間違いない。

ボールを収められるCFの不在……。これは、日本サッカー全体の課題でもある。

昨年のワールドカップで、日本は前田大然や浅野拓磨といったスピードスターにトップを任せて結果を出した。だが、カウンター頼りのサッカーに限界も感じざるをえなかったのも事実。今後は強豪国相手にも互角に渡り合うような試合を期待したいものだが、そのためにはやはり前線でしっかりボールを収めて、自らが得点を決めきる本格的なCFがほしいのである。

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