人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年1月10日

後半戦の注目チームはキーケ・セティエン監督のビジャレアル

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
  • Line
アンチェロッティ監督とセティエン監督

アンチェロッティ監督とセティエン監督

後半戦のラ・リーガで注目チームが1つ出て来た。キーケ・セティエン監督率いるビジャレアルだ。先週末のビジャレアル対レアル・マドリー(2-1)はレベルの高いテクニックの応酬で、「これぞリーガ!」と呼べるものだった(――対照的に、アトレティコ・マドリー対バルセロナ(0-1)は3強の直接対決に相応しくないミスの応酬で、よそ様にはお見せできないものだった――)。

話をビジャレアルに戻す。

10月末ウナイ・エメリがアストン・ビラに引き抜かれ、セティエンが急きょ就任した時には不安しかなかった。

エメリの縦の意識が強いサイドから崩すサッカーと、セティエンのポゼッションによって数的有利を作って崩すサッカーはあまりにも違う。

[4-4-2]と[4-2-3-1]を使い分けたエメリと[4-3-3]一本槍のセティエン。ダブルボランチ(カプエ+パレホ)の前者とワンボランチ(パレホ)の後者。CBに渡して引きつけてからGKがSBへ展開してボール出しをする前者と、GK+両CB+ワンボランチの4人でショートパスを繋いで上がる後者。プレスを掛けられると蹴るエメリのチームと、掛けられても蹴らないセティエンのチーム。サイドにMF(コケラン、ロ・チェルソ)や縦に速いウインガー(アルベルト・モレノ)を置きたがるエメリと、対角ドリブラー(チェクウェゼ、ジェレミ)を配すセティエン……。

これだけ違えば選手が戸惑うのは当たり前で、就任直後は格下にも勝てなかった。

セティエンは状況に合わせて戦術を使い分けるタイプではなく、自分のやり方に選手を合わせるタイプ。それで最後のバルセロナ監督時代にはメッシと衝突もしていた。頑固なセティエンは、性格でも柔軟なエメリとは対照的だった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ