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サッカー フットサル コラム 2022年11月26日

政治に翻弄されるワールドカップ カタールの人権問題とは何なのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ヨーロッパではこうした問題点についての批判が高まり、各国代表チームは「One Love」と書かれた差別反対を意味する腕章を付けることを決めたが、FIFAによって禁止されてしまった。ドイツ代表は日本戦の前に手で口を塞ぐ行為で抗議の意を示し、イングランド代表はイラン戦キックオフ前に片膝を地面につけるポーズで女性差別反対の意思を示した。

試合前には映像装置で「差別反対」を訴え、各国主将によるメッセージの読み上げをさせているFIFAだが、自らの行動はこうしたアピールとまったく矛盾したものとなっている。

2018年のロシアに続いて、今回のカタールと強権的な政治が問題になっている新興国での開催が続くワールドカップ。こんなことを続けていたらワールドカップもFIFA自身も持続不可能になってしまうことに早く気づいてほしい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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