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サッカー フットサル コラム 2022年10月21日

選手権直前の試金石は日本一経験校対決!東福岡高校×静岡学園高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第19節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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神田奏真

今回の一戦でフィーチャーしたいのは、役割の違う両チームの“1トップ”だ。東福岡の最前線を任されているのは、10番を背負う下川翔世。シーズン序盤こそケガで欠場していたものの、6月に戦線復帰。以降は1.5列目や逆三角形で構成された中盤のインサイドハーフを担うことが多かったが、第15節のセレッソ大阪U-18からは1トップの位置で起用されてきた。

本人も「特徴は個人技で突破すること」と話すように、チームの中でもトップクラスの技術を有するだけに、ボールを高い位置で収め、そこから配球して攻撃のリズムを作るのがこの男に託された重要なタスク。先週の静岡学園とのゲームでも1ゴール2アシストを記録しており、個人としての調子は決して悪くない。時間も作れ、自らもゴールを狙える下川のパフォーマンスが、東福岡の勝敗を左右することは間違いない。

衝撃が走ったのは先週水曜日のこと。延期分の第8節、ホームに東福岡を迎えた静岡学園は前述したように6-3で快勝を収めたが、この一戦でなんと1人で5ゴールをマークしたフォワードがいる。神田奏真。今シーズンのガクエンの9番に指名されたストライカーだ。

とりわけハットトリックを達成した自身3点目のゴールは、右からのクロスを左足のアウトサイド気味に当ててニアサイドを破る、まさにゴラッソ。非凡な得点感覚を十二分に披露した。ここまでは守備の献身性で評価されてきた男が、一転してここ3試合で7ゴールの荒稼ぎ。得点ランキングでも6位に食い込んできており、この男がゴールを決めるか決めないかは、勝敗を左右する大事なポイントだと言っていいだろう。

前回対戦からわずか11日後に実現するリターンマッチ。東福岡も静岡学園もインターハイは予選敗退を突き付けられており、冬のリベンジを期す両者にとって、高体連のライバルには絶対に負けられないところ。まさに選手権直前の試金石。お互いに点を取り合うスペクタクルな展開を是非期待したい。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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