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サッカー フットサル コラム 2022年10月4日

ソシエダ内で分かれた日本とスペインの明暗。ワールドカップでの日本の勝機?

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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よって、久保ら日本のアタッカーはなかなか出て来ないが、出て来た時にはスペインゴールを脅かす、という展開が予想でき、チャンスとピンチの数の比較からスペインの方が有利、という結論が数学的に導かれる。

日本が勝つには、論理外の出来事、5回のチャンスを決められず1回のピンチで失点して、焦ったスペインの技術と判断のレベルが下がる、といったサプライズが必要で、それはサッカーでは珍しいことではない。

もう一つ、今のソシエダを見ると、ブライス・メンデスが9月の招集に呼ばれなかったのが残念でならない。技術と運動量を兼ね備え中盤に強度を与え、FKもミドルシュートも当たっている。今回のスペインはガビ以外のMFがもう一つ。日本にとっては脅威が一つ減った格好だ。

オヤルサバルのW杯行きもどうやら無くなった。代表ウィーク明けでベンチ入りどころかまだ全体練習にも加わっていない。本来なら大不振のフェランとサラビアに代わりレギュラーを張るところなのだが……。偽ウインガーのゲームメイカー&フィニッシャーであるソシエダのキャプテンの不在で、日本にとって脅威がさらに一つ減った。

久保の絶好調に日本代表を重ねてはいけないのだろうが、ソシエダ内では日本とスペインの明暗が分かれた。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

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