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サッカー フットサル コラム 2022年8月30日

SBSカップに挑む静岡ユースに集ったプレミア戦士たち。そして、チームメイト=ライバルの戦いは続く

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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充実した時間を共有した仲間は、再びライバルに戻っていく。磐田U-18の最終ラインを支える松田は、清水ユースの“チームメイト”たちへの想いを明かす。「柚樹だったら得点能力がずば抜けていて、(安藤)阿雄依のドリブルをジュビロで止められる選手もそうそういないはずですし、啓佳もスピードも運動量もあって、対人能力も高くて、彼らはもちろん軸になって戦ってくると思いますけど、特徴もわかってきているので、対戦する時には僕たちが上手く情報をチームに還元して、対策を練れたらなと考えています」。

行徳は再開するプレミアリーグへの抱負を、こう語っている。「今回は本来はライバルの選手と一緒にプレーできるということも含めて、いろいろな刺激を受けながら良い経験ができました。プレミアはまだ優勝を狙える位置なので、この経験を持ち帰って、チームで優勝争いという部分でも頑張ってやっていきたいです」。

静岡県勢の中では唯一プレミアリーグEASTで戦うJFAアカデミー福島U-18の齋藤は、また違う使命を自身とチームに課している。「アカデミーは来年までしか活動期間がないので、プレミアを戦って終わるというのはチームの大きな目標で、ここで自分たちが残留して、来年に繋げるというところはみんなでずっと言いながらやっています。個人としてはしっかりスタメンで活躍して、チームを勝たせる選手になって、みんなの目標である残留を達成したいなと思います」。

プレミアでも得点を重ねている清水ユースのストライカーであり、今大会も2ゴールを叩き出して勝利に貢献した斉藤の話が印象深い。「この代は国体もなくて、いろいろなことが中止になってしまったんですけど、最後にこういった形で集まれましたし、短い時間でしたけどみんなで仲を深めて、良い試合もできて、ピッチ以外でも良い時間を過ごせたので、楽しかったです」。

最後は藤枝東の、そして静岡ユースの守護神であり、大阪出身の石坂が紡いだこの言葉で締め括ろう。「自分は静岡出身ではないんですけど、高校から静岡に来て、静岡のサッカー愛というか、サッカーに対する気持ちの強さは凄く良いと思っていたので、こうやって静岡の地で活躍することができてとても嬉しかったです」。

2022年の静岡ユースに集った18人は、このかけがえのない経験を胸に、それぞれの場所で“チームメイト”の存在を頭の片隅に置きながら、これからも切磋琢磨し続けていくに違いない。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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