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サッカー フットサル コラム 2022年8月24日

2011年のなでしこを思い出す驚異の粘り! U-20日本女子代表、フランスにPK勝で準決勝進出を決める

後藤健生コラム by 後藤 健生
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【ハイライト】

日本 vs. フランス|FIFA U-20 女子 ワールドカップ コスタリカ 2022 準々決勝-4

中米コスタリカで開催されているFIFA U-2O女子ワールドカップでU-2O日本女子代表(ヤングなでしこ)が準決勝進出を決めた。

準々決勝のフランス戦は激しい点の取り合いだった。

前半の15分にマニャバ・フォルケのシュートが日本のDFに当たってコースが変わって不運な失点となってしまったが、前半のうちにPKを獲得して同点とし(ゴールは山本柚月)、後半開始早々に浜野まいかがコースを狙った技巧的なシュートを決めて逆転。ところが、その後、パワーとスピードを生かした攻めに切り替えたフランスの前に守備に追われる時間が長くなり、終盤の85分に右サイドを突破されてムバケム・ニアロに強烈にニアサイドを打ちぬかれてついに同点となって延長入り。

そして、延長に入ってもフランスの勢いは止まらず、ヘルツェルのミドルシュートが決まってリードされて日本は苦境に追い込まれた。しかし、延長も後半のアディショナルタイムに入ってから得たゴール正面のFKの場面。空中戦での競り合いの中でフランスのGKマリー・モルガン・シーバーがパンチングを試みたが、ボールより前に藤野あおばに接触したとしてVARチェックが入ってPKと判定された。そして、この大事なキックを藤野自身が決めて3対3で試合が終了。

こうして、土壇場で追いついた日本がPK戦では5本すべてを成功させ、GK大場朱羽がフランスのキックを1本止めて準決勝進出を決めたのだ。

シュート数は日本の10本に対してフランスが21本と、内容的には負け試合だったかもしれないが、最後まで粘ってPK戦の末に勝ち抜けることに成功……。2011年に女子ワールドカップで優勝した当時の“強いなでしこ”を彷彿させるような粘り強い勝ち上がり方だった。

GKシーバーの不用意に飛び出してくる悪癖が2度のPKにつながってしまったのだから、フランス・ベンチもさぞ落胆したことだろう。それに対して、日本のGK大場の落ち着きが日本を救った。大場はPKの場面でも無暗に早く動くことなく、コースを読んで対応したことでストップに成功した。

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