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サッカー フットサル コラム 2022年8月24日

2011年のなでしこを思い出す驚異の粘り! U-20日本女子代表、フランスにPK勝で準決勝進出を決める

後藤健生コラム by 後藤 健生
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内容的にはパス回しでは日本が上なのはまちがいない。

とくに守備面では、相手がパスをつないでビルドアップしてきてくれるのであれば、日本は組織的なディフェンスでほぼ完全に止めることができる。1人がボールを持った相手を遅らせる間に、ボランチやウィングバック、ストッパーが相手を囲ってボールを奪う守備のコンビネーションは完成度が高い。そして、良い形でボールを奪うことで、日本はすぐに攻撃に切り替えることができる。そして、MFからFWまでたえず複数のパスコースを作りながら攻めた。 

ただし、フランスのようにパワーとスピードを兼ね備えた選手が多いチームが「個の力」を前面に出して戦ってきた時には日本代表は苦しむことになる。

それは、このU-20日本女子代表だけの問題ではない。

すべての年齢別カテゴリーで、そして男女のチームすべてに共通した課題なのだ。4年前のロシア・ワールドカップでも、ラウンド16でベルギーと対戦した日本は2対0とリードしながら、高さを生かすベルギーのパワープレーで追いつかれて逆転負けを喫した(先日のEAFF E-1選手権では、男子の日本代表がフィジカル・コンタクトでも韓国に勝ってアジア域内では日本はフィジカルでも勝てる時代に入ったが)。

「女子の、それも年齢別代表の大会にどこまで意味があるのか?」と疑問に思う方もあるかもしれないが、フィジカル勝負を仕掛けられた時にどのように対応するのかというのは男女通じてすべてのカテゴリー共通の課題なのだ。

ある意味で、作り込まれたフル代表以上に、年代別の大会の方がその国のサッカーの実力を測るに適しているような気もする。

この大会、日本は3戦全勝の1位でグループリーグを突破した。

初戦のオランダ戦は、相手がパスをつないでビルドアップしてくるスタイルだったこともあって、日本の集団的な守備が完全に機能。内容的にはオランダを圧倒したのだが、27本も放ったシュートがなかなか枠に飛ばず、スコア的には1対0の辛勝に終わってしまった。

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