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サッカー フットサル コラム 2022年7月15日

E-1選手権に臨む日本代表 最大の目標は「優勝」よりも「底上げ」

後藤健生コラム by 後藤 健生
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E-1選手権は国際試合の経験を積ませるのにもってこいの大会ということになる。

もう1つの考え方は、招集可能な選手(つまり、Jリーグ所属選手)による最強チームを結成して勝ちにこだわって戦うことだ。

優勝を目指して戦うことによってバックアップメンバーの層を厚くすることができるし、次のワールドカップを目指すべき若手も育てていこうという立場だ。

そして、森保監督は後者を選択した。

最年長の佐々木翔(サンフレッチェ広島)は間もなく33歳。A代表初招集の水沼宏太(横浜F・マリノス)はすでに32歳のベテランである。佐々木はこれまでも代表のメンバーに入っており、カタール・ワールドカップでも控えのDFとしてメンバー入りする可能性が高い。一方、水沼は今シーズンは彼のキャリアでピークといってもいい素晴らしいパフォーマンスをしているが、今後もA代表に招集されるとは思えない。

そうしたベテランも含めて“現時点での最強メンバー”をそろえたあたりは、常に勝負にこだわる森保監督らしいメンバー選考だった。

一方で、若手も多数招集されている。最年少は守備的MFとして長足の進歩を遂げている藤田譲瑠チマ(横浜)と身体能力が高く将来を嘱望されるGKの鈴木彩艶(浦和)の2人の20歳である。

「ベテラン」または「中堅」と位置づけられる年齢の選手でも、いずれも横浜所属の小池龍太(26歳)、宮市亮(29歳)、西村拓真(25歳)といった今シーズン好調な選手が網羅的に選ばれた(このあたりは、Jリーグの選手たちのモチベーションを高めることにつながる)。

そのほか、各所属チームで今シーズン絶好調の若手FW3人もメンバーに入った。

満田誠(広島)、町野修斗(湘南ベルマーレ)、細谷真大(柏レイソル)である。先ほども述べたように、FWというポジションの特殊事情を考えれば、彼らがE-1選手権の3試合で素晴らしい結果を残し、トレーニング場で森保監督に良い印象を与えれば、カタール大会での“サプライズ招集”の対象になる可能性を秘めている。

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