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サッカー フットサル コラム 2022年7月5日

【ハイライト動画あり】帰ってきた愛されキャラ。ガンバ大阪ユース・小幡季生が感じる“当たり前”の大切さ 【高円宮杯プレミアリーグWEST ガンバ大阪ユース×名古屋グランパスU-18マッチレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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そして、冒頭のシーンだ。最終盤のピンチにも身体を投げ出し、きっちり危機を脱出してみせる。誰よりも頑張ってきた男の、魂あふれるプレーなのだから、それは仲間が沸かないはずがない。結果は1-0。相手の攻撃を無失点に抑え、とうとう手繰り寄せた今シーズンのリーグ戦初白星。その歓喜の輪の中には、充実感に満ちた笑顔を咲かせる小幡の姿があった。

ほぼ2年間に及んだ度重なるケガを経験したことで、小さくない気付きがあったという。「大きなケガをしたことで、歩けるのも当たり前じゃないし、走れるのも当たり前のことじゃないと思いました。そこからいろいろな人のサポートがあって、今の自分があるので、家族も含めたそういう方々に感謝したいです」。

見過ごしがちな“当たり前”の大切さを、支えてくれる周囲の方々への感謝を、1つ1つ噛み締めながら、改めて最高の仲間たちとボールを蹴ることのできる喜びの中で、日々のトレーニングに取り組んでいる。

ようやく手にした勝利を経て、ここからの目指すべきところを問うと、なかなか欲張りな答えが返ってくる。「もっとチームを勝たせられるように頑張りたいですね。チームのために走って、ボールを奪って、盛り上げて、というところはしっかりやっていきたいです」。

でも、深く考える必要はない。いつも通りに全力で走って、ボールを奪えば、自然とチームは盛り上がっていく。なぜなら、みんなわかっている。小幡のキャラクターも、抱えてきた想いも、何より大好きなサッカーと真摯に向き合っている、そのまっすぐな姿勢も、全部。

小幡季生

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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