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サッカー フットサル コラム 2022年5月27日

危機感喪失の原因は「成功体験」? “王者”川崎フロンターレが4失点大敗

後藤健生コラム by 後藤 健生
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J1リーグ第15節。首位の川崎フロンターレが、前節まで17位と低迷していた湘南ベルマーレに0対4という大敗を喫した。

前半はスコアレスで折り返したものの、湘南は50分に杉岡大暉が蹴った右CKからのボールを町野修斗が頭で決めると、54分には左サイドからしかけて最後は石原広教のクロスにフリーになっていた池田昌生が合わせて2ゴール目。さらに、慌てて前がかりになった川崎にプレッシャーをかけて中盤でボールを奪ってからのカウンターで60分に町野、61分にはタリクが決めて、湘南はわずか12分間で4点を奪って勝負を決めた。

しかも、前線の選手を増やした川崎の反撃も抑えきって無失点での勝利。内容の良い試合をしながら、決定力不足で勝点を伸ばせずにいた湘南が“王者”川崎相手に4ゴールの快勝だった。

湘南にとっては上昇のきっかけになるかもしれないが、一方、川崎にとっては危機感を抱かざるを得ない内容の試合だった。

僕は、今季も川崎の優勝を予想していた。シーズンが始まってかなり苦しい試合が続いた。4月にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いがあり、川崎はグループステージで敗退。その疲労も重なった。

だが、それでも川崎は結果を出していた。ACL明けの5月は4試合を戦って3勝1分。苦しい試合ではあったが、4試合とも無失点で切り抜け、ヴィッセル神戸戦ではアディショナルタイムに得点して勝点3を奪うなど、しぶとさを発揮して首位の座をキープしていた。

だから、最後まで混戦にはなるだろうが、最後は川崎が笑うものと思っていた。だが、湘南戦の敗戦を見て、僕も川崎の3連覇には黄信号が点ったように感じた。

湘南戦の敗戦自体はある意味では仕方がないことだった。今季はDFのジェジエウが長期離脱していたが、前節のサガン鳥栖戦でもう1人のセンターバックの谷口彰悟が退場となり、湘南戦は出場停止だったからだ。失点した後、川崎は“王者”らしくない慌てぶりを見せたが、キャプテンの谷口がいれば、そのあたりも違ったかもしれない。

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