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サッカー フットサル コラム 2022年4月22日

ハーランの獲得によってシティの攻撃力はさらなる高みへ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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アーリング・ハーラン

アーリング・ハーラン

「いま、われわれは素晴らしいゴールゲッターとともに、素晴らしい一年を過ごそうとしている。彼らが三冠に向けて闘っている最中に、トランスファー・マーケットに関して話すつもりなどさらさらない」

現地時間4月20日のブライトン戦を前に、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はメディアの質問を遮った。

「アーリング・ハーランと交渉成立」

ドルトムントとの移籍交渉が順調に進んでいることは周知の事実だった。一か月ほど前からハーランのシティ移籍は合意寸前と伝えられ、今回は『BBC』(英国公共放送)が、「破談になればサプライズ」とまで報じている。

グアルディオラ監督はプレミアリーグとチャンピオンズリーグの優勝争いに専念するため、ハーランに関する質問には答えなかった。しかし、シティのボスのもとに朗報は届いている、と判断していいだろう。

いやはや、シティにハーランが加入するのだから反則だ。右にリヤド・マフレズ、左にジャック・グリーリッシュを従え、中盤はケヴィン・デ・ブライネ、フィル・フォーデン、イルカイ・ギュンドアン、ロドリの豪華版。

フェルナンジーニョが故郷ブラジルに帰り、ベルナウド・シウヴァもラ・リーガに秋波を送っているとはいえ、ハーランの獲得によってシティの攻撃力はさらなる高みに到達する。

また、この移籍は各クラブの補強戦略に少なからぬ影響を及ぼすに違いない。「CLで優勝したい」という野望を抱いていたハリー・ケインは、トッテナムに留まるしかなくなった。

マンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出しているって!? だれが好き好んで泥船に足を踏み入れるのか。OBのリオ・ファーディナンドによると、「現時点で10人が退団を考えている」という。エリク・テン・ハフ新監督も、先が思いやられる。

さらに、レアル・マドリーはキリアン・エンバッペ(パリ・サンジェルマン)の獲得を最優先し、バルセロナはロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)から個人合意を得た、との情報も飛び交っている。ラ・リーガの両巨頭もハーランに興味を示していたものの、シティとほぼ合意している以上、無駄な競合は避けたほうが賢明だ。

なお、今シーズンのシティはグリーリッシュただひとりの補強に留まったため、来シーズンは積極的に動くようだ。

2010年夏に『アブダビ・ユナイテッド・グループ』が買収した後、バンジャマン・メンディのような大失敗もあったとはいえ、セルヒオ・アグエロ、ダビド・シルバ、さらにルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、デ・ブライネなど、補強は成功例が非常に多い。

ハーランに続くターゲットはだれなのか。一部で報じされているように、センターバックと左サイドバックを狙っているのか。トラスファー・マーケットの主役に、シティが躍り出ようとしている。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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