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サッカー フットサル コラム 2022年1月21日

準備不足のままアジアカップに臨む女子日本代表。WEリーグの起爆剤としても必要な代表チームの躍進

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そのためには、インドでのアジアカップでぜひともワールドカップ出場権を獲得しなければならない。

FIFAの世界ランキングを見れば日本は13位。アジアでは11位のオーストラリアに次ぐ2番目のランキングだ。アジア枠が「5」に拡大したこともあって、実力を考えれば日本の予選突破はそれほど難しいこととは思えない。

ただ、懸念されるのは集中大会という予選方式だ。“一発勝負”では何が起こるかわからない。男子のワールドカップ最終予選のようにホーム&アウェーの2回戦総当たり形式であれば、1つのミスがあっても挽回できる。

ロシア・ワールドカップの最終予選では初戦でアラブ首長国連邦(UAE)に敗れたものの、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の日本代表はその後挽回して首位通過を果たした。そして、初戦でオマーンに敗れるという大失態を犯した現在の代表チームも、6試合消化した時点で2位に順位を上げている。

だが、“一発勝負”の大会ではたった一つのミスが命取りになってしまうのだ。

2015年のU−20ワールドカップ出場を目指していた、南野拓実を擁する当時のU−19代表は、U−19アジアカップ準々決勝で北朝鮮相手に圧倒的に優位に試合を進めながら、相手GKの好守の前に1ゴールだけしか決められず、1対1の引き分けの後のPK戦で敗れて世界大会への切符を逃してしまった。

2016年のフットサル・アジアカップでは日本代表は準々決勝でベトナムに敗れて、翌年コロンビアで開かれるワールドカップへの道を閉ざされた。アジアのフットサル界では、イランと日本の実力が抜きんでているはずなのに、こうした番狂わせも起こりうるのだ。

冒頭にもご紹介したように、日本女子代表は池田新監督就任後、まだ十分な準備ができたとは言い難い。オランダ遠征後も短期の合宿が行われただけで、海外組とは現地での合流となるのだ。しかも、攻撃のエースである岩渕真奈選手はイングランドからインドに到着後に新型コロナウイルスへの感染が明らかになり、隔離期間が終わればチームに合流できるにしても、チームとしてのトレーニング時間が減ってしまった。

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