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サッカー フットサル コラム 2022年1月21日

準備不足のままアジアカップに臨む女子日本代表。WEリーグの起爆剤としても必要な代表チームの躍進

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ただ、新監督の下での準備期間が少なかったために動きに連動性がなく、せっかく前線の選手が裏を取りかけていてもパスが出なかったり、ゴール前のフィニッシュの1つ前のパスの正確性を欠いたりした結果が2試合連続ノーゴールという結果だった。

日本国内では、昨年秋から女子サッカー初のプロリーグとしてWEリーグが開幕した。女子サッカーの起爆剤として期待される新リーグだが、WEリーグは目標とした平均観客数1万人という数字には遠く及ばず(新型コロナウイルスの感染拡大という中でのリーグ開幕は不運だったが)、世間からの注目度は必ずしも高くはない。

また、皇后杯全日本女子選手権大会では日テレ・東京ヴェルディベレーザ(皇后杯4連覇中)の育成組織である「メニーナ」(つまり、18歳以下のチーム)がWEリーグ首位のINAC神戸レオネッサなどを破って準決勝に進出。同時に、WEリーグ入りを断念し、平均年齢19歳程度の若手中心のチームとなったセレッソ大阪堺レディースもやはり準決勝に進出。プロチームが若い年代のチームに相次いで敗れてしまったのだ。

このように、WEリーグのスタートは順調なものではないが、一方で若手選手の育成が順調に進んでいることも明らかになった。

2011年に女子ワールドカップで優勝した当時は、一握りの代表選手たちが突出した存在で、当時まだトップリーグだったなでしこリーグでも、上位と下位の格差は大きかった。当時と比べて、あらゆる意味で日本の女子サッカーの強化が進み、層が厚くなっていることは確かだ。

いずれにしてもヨーロッパ勢に引き離されず、日本の女子代表がこれからも世界のトップを争うためには、WEリーグはなんとしても成功させなければならないのだ。

女子サッカーの注目度を集めて、プロリーグを成功させるために必要なもの。それは、やはり日本代表の活躍だろう。日本女子代表が再び世界大会の上位に挑めば、日本中の人たちが11年前の快挙を思いだしてくれるはずだ。

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