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イングランド代表 フォーデン(右)
◆GK
ディーン・ヘンダーソン(ENG)
◆DF
トレント・アレキサンダー=アーノルド(ENG)
ジェイムズ・ジャスティン(ENG)
ジョー・ゴメス(ENG)
キーラン・ティアニー(SCO)
◆MF
ビリー・ギルモア(SCO)
デクラン・ライス(ENG)
メイソン・マウント(ENG)
◆FW
ジェイドン・サンチョ(ENG)
メイソン・グリーンウッド(ENG)
フィル・フォーデン(ENG)
世が世なれば、グレートブリテンは上記のような凄いメンバーで東京オリンピックに登場していた。残念ながら男子サッカーの場合、IOC(国際オリンピック委員会)が制定した「参加資格は各国のオリンピック委員会単位」というルールのもと、イングランドやスコットランド、ウェールズ、北アイルランドといった地域での出場は認められていない。
国名表記もGBRだ。ENG(イングランド)やSCO(スコットランド)、WAL(ウェールズ)、NIL(北アイルランド)は見当たらない。
それにしても豪華絢爛のラインアップだ。攻守ともに隙がない。彼らのほかにはイングランドのマーカス・ラシュフォード、ブカヨ・サカ、リース・ジェイムズ、アーロン・ワン=ビサカ、北アイルランドのジャマル・ルイス、ウェールズではジョー・ロドン、ジョー・モレルなど、24歳以下の俊英が数多く顔を揃えている。
ちなみに、イングランド代表としてEURO20のメンバーに入ったベン・チルウェルもあと11日遅く生まれていれば、この顔ぶれに加わっていた。
また、昨シーズンのプレミアリーグで上位4強を占めたマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーが選手の覇権を渋ったとしても、GKにシェフィールド・ユナイテッドのアーロン・ラムズデイル、DFにアーセナルのベン・ホワイト、ノリッジのマックス・アーロンズ、MFにクリスタルパレスのエベレチ・エゼ、前線にエヴァートンのドミニク・カルバート=ルーイン、レスターのハービー・バーンズ。メダル圏内の実力だ。
さらにイングランドに限って言及すると、冒頭のメンバーからギルモアに代わってドルトムントのジュード・ベリンガムを、ティアニーに代わってレスターのルーク・トーマスを起用するだけで、いますぐにでもワールドカップやヨーロッパ選手権に対応できるスクァッドが実現する。繰り返すが24歳以下で、だ
この陣容でTOKYO2002に出場していたら、ブラジルやスペインにも快勝していたに違いない。日本も劣勢を強いられただろう。
グレートブリテンがオリンピックの舞台に立つことはおそらくない。しかし20代前半の逸材を数多く揃え、ジャック・グリーリッシュが25歳、ルーク・ショーもまだ26歳である事実を踏まえると、イングランド・フットボールの将来は非常に明るい。
来年に迫ったワールドカップ、3年後のヨーロッパ選手権は当然のように優勝候補に挙げられる。いやいや、二冠も決して夢ではない。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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