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サッカー フットサル コラム 2021年5月15日

ヘディングは本当に危険なプレーなのか? 危険なものなら、禁止せざるを得ないのだが……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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日本サッカー協会が、育成年代のヘディング練習に関するガイドラインを発表したという。

ヘディングに関しては、ここ数年、「選手たちの脳に損傷を与えるのではないか」と言われ始めていた。イングランドでは11歳以下の練習ではヘディングを禁止するガイドラインが策定されている。あのロングボールとヘディングがその特徴だったイングランド・スタイルのフットボールの母国が、である。

日本サッカー協会もそうした世界の動きを受けて対策を検討していたのだ。

しかし、日本協会のガイドラインでは、「小学2年生以下は風船や新聞を丸めたボールを使う」とか、3年生以上は通常より軽いボールで練習するといった内容で、5年生以上についても回数制限を推奨した。

一読しただけではよく分からないような、かなり複雑なガイドラインである。

というのも、日本協会は「ヘディングと脳障害との直接的な因果関係は証明されていない」としているからだ。因果関係が証明されていない中で対策を立てるのだから、必然的に内容は複雑で曖昧なものにならざるを得ない。

世界的に考えても、「元プロ・サッカー選手に認知症が多い」などと言われているものの、世界的にも因果関係は証明されていないのだ。

だが、何らかの規制は必要なのであろう。ただ、ヘディングの練習が禁止されるにしても、当然、試合ではヘディングを試みなければならない場面は頻発する。少年少女たちの試合ではヘディングを(ハンドと同じように)禁止するしかないのだろうが、いずれ大人になってからはヘディングという技術を使わなければならないのだとすれば、危険を防ぐためにはやはり子供の時代から少しずつ「正しいヘディング」の練習しておいた方がいいのではないか……。

いずれにしても、因果関係が証明されていないものに対する対策はきわめて難しい。一刻も早く、実態を調査・分析して、果たして本当にヘディングが選手たちの脳にダメージを与えるものかどうかを調べるしかないだろう。

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