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サッカー フットサル コラム 2020年6月17日

難敵シティをアウェーで破ればアーセナルは勢いづく

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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マンチェスター・C vs アーセナル

ファイナンシャル・フェアプレーでクラブ自体が大きく揺れた。カイル・ウォーカーは二度にわたってプライベートの愚を犯し、リヤド・マフレズは泥棒の被害に遭った。およそ3か月の中断期間に、マンチェスター・シティは少なくないダメージに見舞われている。

ただ、2月のレアル・マドリー戦(チャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦)でハムストリングを負傷。戦線を離脱していたエメリク・ラポルトが復帰する。トップチームのフルトレーニングも笑顔でこなした。バイエルン・ミュンヘンへの移籍が取りざたされているレロイ・ザネも、コンディションが上向いているという。

本稿執筆時点で、シティの主力に負傷者はいない。最強の布陣で現地時間17日に行われるアーセナル戦(ホーム)に臨めるだろう。

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主力の契約延長交渉が軒並み不振に終わっている。ミケル・アルテタ監督が新型コロナウイルスに感染した。トレーニングマッチとはいえ、チャンピオンシップ(実質2部)のプレントフォードに2-3の敗北を喫している。アーセナルも、中断期間は暗いニュースが相次いだ。

また、ルーカス・トレイラとセドリク・ソアレス、カラム・チェンバーズは負傷が完治せず、シティ戦のスカッドには含まれそうにない。さらに、グラニト・ジャカはブレントフォード戦の出場を見送り、6-0の大勝を収めたチャールトン(2部)戦も後半から出場しただけだ。他の主力に比べるとプレー機会が少ないため、コンディションに問題を抱えているのでは、という情報も飛び交いはじめている。

アーセナルとシティの間には選手個々、そしてチーム力に大きな開きがある。したがって、できるだけベストに近い状態に仕上げなければならないが、アーセナルは中盤に少なからぬ不安が生じている。L・トレイラとジャカが揃って欠場すると、守りに重点を置いても限界がある。より明確なゲームプランが必要だ。

では、どのような闘い方が考えられるだろうか。攻守の切り替えに難があるメスト・エジルを先発から外し、リヴァプールのようなハイプレスを採用する。シティのポゼッションを前から封じ込めるプランは悪くない。

戦略家のアルテタ監督が〈手ぶら〉で闘うとも思えず、スピード豊かなピエール=エメリク、オーバメヤンと守備意識の高いアレクサンドル・ラカゼットにハイプレスを託し、シティDF陣を混乱に陥れる。彼らに疲れの色が見えたら、ニコラ・ペペとガブリエウ・マルチネッリに即チェンジ。3人から5人に増えた交代枠も有効に使わなくてはならない。

トレーニングマッチ2試合で中盤センターに起用されたエインズリー・メイトランド=ナイルズも、アルテタ監督のプランに含まれているのだろう。

現在、4位チェルシーとは8ポイント差。残り9試合。アーセナルのトップ4入りはなかなかハードなミッションだ。しかし、難敵シティを破ればチームは勢いづくはずだ。アーセナルの2019-20シーズンは、まだ決着していない。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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