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サッカー フットサル コラム 2020年1月23日

今年は横綱同士のガチンコ対決が見られる! Fリーグプレーオフ決勝プレビュー

Fリーグコラム by 菊地 芳樹
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外国人の圧倒的な攻撃力
抑えられると日本人も行く名古屋

Fリーグ 名古屋オーシャンズ

レギュラーシーズン1位の名古屋オーシャンズは、大分の挑戦を受ける立場だが、ずっと同じ立場なのでもう慣れたもの。2012-13シーズンから始まり8回目となるこのプレーオフでも、優勝を逃した2016-17シーズン以外は、すべて決勝で待つ身だ。緊張やプレッシャーはあるだろうが、調整面では豊富な経験がある。今週末はベストパフォーマンスを出すとみていいだろう。

今シーズンは自らを「無敵戦隊」と名付けて胸を張ってきた名古屋だが、その名に恥じない圧倒的なプレーを見せてきた。今季は大分も相当な出来だったが、それを上回る28勝1分4敗の勝ち点85でレギュラーシーズン1位。

目立つのは188点も取ってきた圧倒的な攻撃力で、得点ランキングの1位ヴァルチーニョ(43点)と2位ペピータ(37点)が控える。

ヴァルチーニョは簡単なシュートを確実に、難しいシュートも高い確率で決めてくる高性能ストライカー。とにかく決定機を決めまくるので、対応する側は一瞬も気が抜けない。ペピータは剛柔併せ持つドリブルが魅力で、迫力を持って相手ゴール前にボールを運ぶことができる。またランク5位(23点)のラファはここぞというときのトリッキーなプレーで局面を打開し、決定機を演出するので、相手は隙を見せられない。

この3人の外国人が、チームの攻撃を前へ前へと押し進めるが、名古屋の凄いところは、この3人が抑えられると、それならばと次の選手たちが相手ゴールを襲い始める「2段式」になっていることだ。西谷良介、吉川智貴、安藤良平らの、攻守で何でもできる日本代表選手たちが、豊富な運動量をもって加勢し、圧倒的な攻撃力にさらに厚みを加えるのである。

守備面では前に出て行って積極的にボールを奪いにいくケースが多いが、裏を取られてもケガから復帰した日本代表のフィクソ星龍太や、こちらも共に日本代表のゴレイロである、篠田龍馬と関口優志が控え、勝つための盤石の体制が整っている。

またベテラン星翔太や攻撃にアクセントを加える八木聖人も、1月末から行われるスペイン遠征の日本代表メンバーに選出されていて、今回、名古屋は8人もの日本代表選手がそろうことになった。

過去プレーオフは接戦も多く、王者・名古屋が負ける試合もあったが、2試合のトータルでは名古屋が上回る。レギュレーションがどうにかして名古屋以外の優勝チームを作ろうとするのを、ことごとく名古屋が退けてきた格好だ。果たして今回はどんな展開が待っているのだろうか。

名古屋オーシャンズ対バサジィ大分。横綱同士のガチンコ対決が楽しみだ。

文:菊地 芳樹

菊地 芳樹

菊地 芳樹

1971年生まれ、神奈川県出身。ライター&編集者。サッカーの技術情報誌「ストライカーDX」元編集長。フットサルは競技が誕生した1990年代半ばより、日本のトップレベルを追いかけ、全国大会、Fリーグ、アジア選手権、ワールドカップなどを取材。自らも長くプレーを楽しんでいる。

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