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サッカー フットサル コラム 2019年7月2日

いよいよ準決勝を迎えるFIFA 女子ワールドカップ。ヨーロッパ勢による「打倒アメリカ」ははたして可能か?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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今大会快進撃を続けていた開催国フランスと前回優勝のアメリカの試合は“事実上の決勝戦”だったが、勝負に徹したアメリカが完勝して見せた。試合運びのうまさは、さすがにベテラン多数を擁する常勝チームだった。

この試合、アメリカは開始5分で早くも先制する。左サイドでFKを得たアメリカ。ラピノーがそのFKからゴールに向かうスピードボールを入れると、ゴール前の混戦を通過したボールが、そのままフランスのゴールに吸い込まれてしまったのだ。

この先制ゴールで試合の流れは大きくアメリカに傾いた。

優位に立ったアメリカは、しっかりと自陣で構えてフランスの攻撃を受け止めた。ボールを奪っても攻め急いだりはせず、ひたすらゴール前を固めた。保持率で大きく上回ったフランスは相手陣内でパスを回してミドルシュートで攻めるのだが、アメリカのペナルティーエリアにはなかなか進入できず、アメリカのDF陣の見事な駆け引きにオフサイドの罠に落ちてしまう。結局、フランスはボックス内からシュートが打てないまま前半を折り返す。

後半に入って、フランスがサイドで優位が作れるようになり、チャンスを増やすことに成功したが、アメリカはすぐに選手交代を使って4バックから5バックに変更して守備を徹底する。守備固めに入ったのが、なんと63分というのだから驚きだ。守備に自信があるからこその変更だったのだろう。

そして、アメリカはシステム変更の直後の65分にカウンターからラピノーが2点目を決めて、ゲームを終わらせてしまった(その後、フランスはなんとか1点を返したが)。

守備を固めて、セットプレーやカウンターから奪ったゴールを守り切って勝つ……。勝負に徹した戦いぶりだ。昨年のロシア・ワールドカップで優勝したデシャン監督のフランス代表もそういった戦い方で頂点を極めた。勝つためには、最も手っ取り早い方法なのだろう。

「フットボールというのは22人の男たちが90分ボールを追いかけまわし、最後にはドイツが勝つもの」というのは、イングランドのかつての得点王ガリー・リネカーの名言である。1990年代くらいまでのドイツというのは、うまい選手もあまりおらず、見ていてけっして面白いサッカーをしなかったが、そのシンプルで効率的な戦法とけっして諦めない精神力と体力で勝つチームであり、それを皮肉ったのがリネカーの言葉だった。

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