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サッカー フットサル コラム 2019年7月2日

いよいよ準決勝を迎えるFIFA 女子ワールドカップ。ヨーロッパ勢による「打倒アメリカ」ははたして可能か?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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現在の女子サッカーを言い表すなら、リネカーの言葉の中の「男たち」という部分を「女たち」に、そして「ドイツが」というところを「アメリカが」と言い換えればいい。

たしかに「勝負」という意味ではアメリカの戦い方は正解なのかもしれないが、見ていて面白くはない。ラウンド16のオランダ戦の後半に日本が見せたテンポ良くパスをつないでゴール前まで運ぶようなプレーの方がよっぽど面白い(少なくとも、僕の好みだ)。

ヨーロッパ勢の躍進は、「体力だけのサッカー」から「より戦術的なサッカー」に進化してきたことによってもたらされたものだ。そんなヨーロッパの新しい波が、アメリカのあの勝負に徹した昔のドイツのようなサッカーを打ち破ることができるのか。それが、準決勝以降の見所だ。

打倒アメリカの最有力候補だったフランスが敗れ、やはり打倒アメリカの役割を期待されたドイツもスウェーデンとの準々決勝で姿を消してしまった(スウェーデン戦のドイツは、なぜか動きが悪く、相手に大きなスペースを与えてしまったし、攻撃陣もスウェーデンのプレッシャーにボールを収められず、完敗だった)。

ヨーロッパ勢で残った3チームの中で最も期待できるのは、準決勝でアメリカと当たるイングランドであろうか……。

ところで、ヨーロッパではこの大会の上位3カ国に東京オリンピックの代表が与えられることになっており、イングランド、スウェーデン、オランダの出場が決まった。つまり、ヨーロッパの2強のフランス、ドイツが出場権を逃したのだ。日本にとっては、来年のオリンピックでのメダル獲得への道が使づいたことになる……。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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