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サッカー フットサル コラム 2019年5月9日

久保建英はU20日本代表メンバーからはずれる。「U20は、育成のためのチーム」なのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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つい先日、「久保を早期にA代表に招集すべきか」というテーマで、ある媒体に記事を書いたことがある。僕は、「久保にはあまり負担をかけるべきではない。だから、A代表招集はまだ早いのでは?」という趣旨で記事を書いた。たしかに、その後のJ1リーグにおける久保のプレーを見ていると、たしかにA代表に招集されても当然と言うべきプレーを見せている。しかし、「負担はかけるべきでない」という結論は変わらない。もっとも、現在の日本のサッカー界にとって最大の目標である東京オリンピックでのメダル獲得のはずだ。とすれば、久保や安部を早くU22代表に慣れさせておくべきだとは思うが……。

そんなことを考えていたら、「日本のサッカー界も偉くなったものだ」という感想を抱いたわけである。

日本はかつてU20ワールドカップ(当時は「ワールドユース選手権」)で準優勝を遂げたことがある。1999年、ちょうど20年前のナイジェリア大会である。フィリップ・トルシエ監督が、2002年ワールドカップは若手中心のチームを作る決心をしたため、U20代表の監督も兼任して臨んだ大会だった。小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、高原直泰などを擁した日本は、決勝トーナメントに入ると、ポルトガル、メキシコ、ウルグアイを連覇して決勝に進出した。

この時によく言われたのが「ヨーロッパ諸国にとってこの大会はあくまでも育成のための大会で、主力級で参加していない選手もたくさんいる」といことだった。この時は、ナイジェリアと言う開催国が治安状況や衛生面で問題を抱えていたこともあって、主力を送り込むことを躊躇う協会も多かったが、そんな中で当時バルセロナの若手だったシャビを送り込んだスペインの力は群を抜いており、日本も決勝戦ではスペインに0対4と完敗を喫した。

その後も、日本が好成績を挙げるたびに「ヨーロッパ諸国は主力ではない」とよく言われた。

日本代表は、今年の大会でイタリアと2大会連続で対戦するが、ユベントスの新星、モイーズ・ケーンは2000年生まれだから、当然今年のU20ワールドカップの出場権があるが、すでにA代表にも招集されているケーンはおそらく参加しないだろう。

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