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現地時間4月15日のワトフォード戦で、アーセナルは今シーズンのアウェーで初のクリーンシートを記録した。しかし、ピエール=エメリク・オーバメヤンが10分に決めたゴールを、なんとか守り切ったにすぎない。わずか11分で要注意人物のトロイ・ディーニーが退場となり、残り80分近くを+1のアドバンテージで闘ったにもかかわらず、試合をコントロールしたとは言いがたい。
ホームは14勝2分1敗。マンチェスター・シティ、リヴァプールに次ぐリーグ3位の好成績だ。アウェーは6勝4分6敗。リーグ10位の醜態をさらし、失点28は降格圏であえぐカーディフと同数だ。ウォルヴァーハンプトン、レスター、バーンリーと、残り5試合のなかにアウェーが3試合も含まれているスケジュールは、実に不気味だ。
なぜアーセナルは、本拠エミレーツを離れると脆くなるのだろうか。13-14シーズンはリヴァプールとともにリーグ首位、続く14-15シーズンはマンチェスター・シティと並んで2位、15-16シーズンは3位。ここまでは悪くなかった。ところが16-17シーズンは5位に落ち込み、19年も続いていたCL出場権を失った。また、昨シーズンは4勝4分11敗・勝点16・リーグ12位。2シーズン連続でCL出場権を逸したのは、アウェーの弱さにほかならない。
しかし、監督がアルセーヌ・ヴェンゲルからウナイ・エメリに代わっても、この弱点は解消されなかった。ホームと同様に重心が前に傾き、ハイラインの背後に侵入を許す。セアド・コラシナツは守備意識が浅く、ショコドラン・ムスタフィの対応は、フィル・ジョーンズ(マンチェスター・ユナイテッド)並みに無謀だ。
したがって残されたアウェー3試合のプランが、アーセナルのCL出場権を大きく左右するだろう。前線には攻守の切り替えに優れる選手を揃えるべきだ。こんなときにダニー・ウェルベックがいれば……。中盤はルーカス・トレイラがMUST。相棒は運動量豊富なマッテオ・ゲンドゥージだろうか。そして最終ラインは4バック。右からエインズリー・メイトランド=ナイルズ、ソクラティス・パパスタスプーロス、ロラン・コシェルニー、ナチョ・モンレアルと、余計なことをしないタイプを優先しなくてはならない。
今シーズン、ウォルヴァーハンプトンはホームでユナイテッドとチェルシーを退け、シティにも引分けている。レスターはジェームズ・マディソン、デマライ・グレイなどスピード豊かなアタッカーが多く、ジェイミー・ヴァーディーも直近5試合・5得点。最終盤で調子を上げてきた。最終節で闘うバーンリーも、守りのリズムが整うとこじ開けるのが難しい相手だ。厄介な敵が次々に襲いかかってくる。
14-15シーズンはユナイテッドが勝点26、続く15-16シーズンはシティが勝点28。アウェーで苦しみながらもCL出場権を獲得した例もあるとはいえ、そのほか3シーズンの平均値は32だ。アーセナルは現時点で22ポイントしか稼いでいない。残るアウェーを全勝しても勝点31。平均値には満たないのだが……。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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