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サッカー フットサル コラム 2019年4月5日

データではアーセナルが圧倒。しかしアウェーは大の苦手

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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マンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦で大逆転勝利を収めた反動なのか、近ごろ精彩を欠いている。トッテナムは直近5試合で1勝1分3敗。チェルシーもテンポ、リズムが好調時とは比べものにならないほど低レベルだ。

4月4日現在、アーセナルが4位に浮上してきた。シティに1-3で敗れた後の6試合は5勝1分無敗。ユナイテッド、トッテナム、チェルシーとは僅差で競り合っているため、チャンピオンズリーグの出場権獲得にブルーランプが灯ったわけではないが、試合内容は4チームのなかでベストだ。懸案だった守備力も2試合連続のクリーンシートが示すように、最終盤を迎えて安定感を増してきた。

さて、今節はエヴァートン戦だ。直近5試合は3勝1分1敗と上向き加減で、3勝のなかにはチェルシーを2-0で破った一戦も含まれている。また、この5試合で4つのクリーンシートを記録し、マルコ・シウヴァ監督も「いまがベストの状態」と自信を深めつつあるようだ。大胆不敵なリシャーリソン、高さとスピードに優れるドミニク・カルヴァート=ルーイン、卓越した状況判断に定評があるアンドレ・ゴメス、プレミアリーグ屈指のボールハンターといって差し支えないイドリサ・ゲイエなど、随所に好タレントを配しているのだから、前述した好成績は驚くようなデータではない。

では、両チームの相性をチェックしてみよう。トップリーグでは97勝42分56敗。13-14シーズンから直近5シーズンは、FAカップも含めて7勝2分2敗、得点27・失点11。アーセナルが圧倒している。今シーズンのホームも2-0の快勝だった。

しかし、今回はアウェーだ。ウェストハム、サウサンプトン、ボーンマスに敗れたり、クリスタルパレスとブライトンに引分けたり、今シーズンのアーセナルはアウェーで多くのポイントを失ってきた。敵地では慎重策が妥当とはいえ、ウナイ・エメリ監督のチームは本拠エミレーツを離れると消極的になり、やや受けすぎている印象がある。したがってエヴァートンを見下ろし、前半でカタをつけるような攻撃性を発揮できれば、前述したデータどおりの結果が得られるのではないだろうか。

この先もワトフォード、ウォルヴァーハンプトン、レスター、バーンリーと、苦手アウェーでは厄介な相手が次々に襲ってくるが、エヴァートン戦を含めた5試合がアーセナルのチャンピオンズリーグ出場権を大きく左右する。極度のプレッシャーに苛まれたとしても、負けるわけにはいかない。

※エヴァートン対アーセナル戦は、4月7日(日)午後9:58から『J SPOERTS 2』でライブ中継いたします。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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