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サッカー フットサル コラム 2018年9月5日

今こそフットサルの魅力全開のゲームを! Fリーグ共同開催プレビュー

Fリーグコラム by 菊地 芳樹
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ブラジルサッカーのレジェンド
ロベルト・カルロスが来日。公式戦に出場!

Fリーグ選抜

9月7日(金)~9日(日)は、大阪の丸善インテックアリーナで、Fリーグのディビジョン1に参加している12チームが一堂に会した、共同開催が行われる。

すでに各所で報道されているように、この共同開催にブラジルサッカー界のレジェンド、ロベルト・カルロス氏が参戦する。8日(土)にエキシビションマッチを、そして9日(日)には、Fリーグ選抜の一員として公式戦にも出場予定だ。

ロベルト・カルロス氏といえば、「悪魔の左足」と言われた強烈なキックが売りだった。特にFKの場面などでは、長い距離の軽快な助走のあとインステップから少しアウトサイドにかけたインパクトで、時にものすごいスピードで、時に見たこともないようなカーブをかけてゴールを襲っていたものだ。

フットサルでは、ゴール前やもしかしたらハーフウェイラインくらいからでもFKの場面があれば期待できる。そしてフットサルはタッチラインからのプレー再開はキックインなので、ここでも相手陣からであればゴールを狙うことが十分に可能だ。

現役を退いているプレーヤーだけに、どこまで動けるのかは未知数だが、そこは交代自由のフットサル。Fリーグ選抜には「悪魔の左足」をうまく取り入れて、会場を沸かせてほしいところだ。とにもかくにも注目の的になる。

首位独走の名古屋オーシャンズは、無敗優勝するかも!? の強さ

リーグは現在、同じチームと3回対戦する3回戦制の、1順目を終えたところ。

常勝軍団の名古屋オーシャンズは、第1クールを10勝1分と2位に勝ち点9差をつける独走状態だ。今季の名古屋は「誰でもゴールする」というのが特徴。ペピータ、ヴァルチーニョ、ルイジーニョの3人のブラジル人の得点数が多いが、それでも10節のエスポラーダ北海道戦では8人で10ゴールを挙げたり、前節のバサジィ大分戦では、齋藤功一や橋本優也など、リーグ序盤戦にはなかなか取れなかった日本人選手たちにもゴールが生まれている。

他の上位陣にもしっかりと競り勝った様子を見ていると、もはや興味はこの強いチームが「果たして今季負けることがあるのか?」というところになってくる。つまり無敗優勝するのではないか。プレーは速くて、強くて、正確。相手としては、ちょっとしたスキやミスを逃さずにつけこまれてしまう怖さがある。今回の2試合ではその無慈悲な強さ、チームの充実ぶりをぜひ見てほしいところだ。

スピード、デュエル、パスワーク
多種多様なプレースタイルを楽しもう

共同開催の2連戦は、連日の対戦でハードなだけでなく、2連勝と2連敗では勝ち点で6も差がついてしまうので、とても重要な2試合になる。

「1順目に負けた相手ともう1回対戦。思い切りぶつかりたい」(須賀雄大監督)と、バサジィ大分、湘南ベルマーレと上位との対戦に燃えているのが、ここ2試合に連勝したフウガドールすみだだ。前節は3位シュライカー大阪に競り勝ち、自信をつけた。

2分ほどの短い時間で4人のフィールドプレーヤーのセットを入れ替える、こまめな選手交代が特徴だが、これは選手の疲労面を考えると連戦向きとのこと。持ち前の速い展開のテンションの高いプレーが見られるか。レギュラーシーズン3位までに与えられるプレーオフの切符は当然あきらめていないだろうし、2連勝して上位に食い込んでくると、そのあたりの争いが面白くなってくる。

湘南ベルマーレは立川・府中アスレティックFC、フウガドールすみだと当たる。昨シーズン3位と躍進し期待された今季だったが、相手の対策を打ち破れずに第1クールは5勝2分4敗で6位と苦しい戦いが続いた。

それでも奥村敬人監督は「悪いながらも(第1クールで)勝ち越せたのはクラブとしての成長。これから第2クールを戦う上では大きい」と語る。相手陣で好戦的にデュエルを挑んで自分たちのペースに持ち込むスタイルは、他チームとは一線を画した魅力を持っているだけに、ここから昨季のようなサポーターを巻き込んだ雰囲気に持ち込めるかどうかが楽しみだ。

昨シーズン2位のペスカドーラ町田は、現在4位。夏場のコンディション作りに苦労したというが、前節のアグレミーナ浜松戦は「攻守において運動量があった」(岡山孝介監督)と、相手を圧倒しての勝利。各選手が細かく動き直しながら流れるようなパスワークを見せつつ、相手の裏を突くスピーディーなプレーが戻りつつある。ヴィニシウスが11試合中9試合でゴールと好調を維持。調子が上がり切らなかった森岡薫は、キャプテンをダニエル・サカイに譲って、自身のプレーに集中する体制になったそうだ。

共同開催はこうしたさまざまなプレースタイルをもったチームの戦いぶりを、まとめて味わえるお得な場になる。興味のある人はぜひ会場へ。行けない人はJ SPORTSでの放送を楽しみにしてほしい。

菊地 芳樹

菊地 芳樹

1971年生まれ、神奈川県出身。ライター&編集者。サッカーの技術情報誌「ストライカーDX」元編集長。フットサルは競技が誕生した1990年代半ばより、日本のトップレベルを追いかけ、全国大会、Fリーグ、アジア選手権、ワールドカップなどを取材。自らも長くプレーを楽しんでいる。

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