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サッカー フットサル コラム 2018年7月20日

若い選手が目立ち始めた! Fリーグ共同開催プレビュー

Fリーグコラム by 菊地 芳樹
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2位以下の団子から抜け出すチームはどこか?

6月に開幕したFリーグ2018/2019は、早くも5節が終了。週末の7月21日(土)、22日(日)には、東京の墨田区総合体育館、立川立飛アリーナの2カ所にそれぞれ6クラブが集まって戦う、共同開催が行われる。各チーム2試合戦うが、ご存知のように2連勝と2連敗では勝ち点で6の開きが出てしまう、大切な第6節、第7節になる。

今シーズンのFリーグは、レギュラーシーズン終了後の優勝チームを決めるプレーオフに進めるチームが、上位5チームから3チームに減るという大きな改正があった。これによって「上に離されてはいけない」と、シーズン序盤から激しい勝ち点争いが繰り広げられると予想されたが、結果、5節を終えて2位以下はかなりの団子状態。そして、昨シーズン優勝の名古屋オーシャンズのみ無傷の5連勝で抜けた状況となっている。戦力も戦いぶりも極めて充実している名古屋は、早すぎる選挙速報ではないけれど、シーズン序盤のこの時点でもうプレーオフ行き当確といえるのではないか。

躍動し始めたFリーグ選抜

では、残り2枠はどこが入りそうなのか。今回の共同開催はそんな全体的な視点も頭に入れつつ、序盤で話題のチームをチェックするのを見どころとしたい。

墨田ラウンドの注目チームは、何と言っても今シーズンからリーグに加わった新たな集団、Fリーグ選抜になるだろう。将来の選手強化を目的として、Fリーグ各チームから20代前半の若手選手をピックアップして組んだチーム。これまでの所属先ではあまり出場機会に恵まれずくすぶっていた面々で、その経験のなさが出るような形で開幕3連敗を喫した。しかし4節のアグレミーナ浜松戦で5-0と初勝利を挙げると、前節は強豪のペスカドーラ町田も3-0で下し、一気に輝き始めた。

町田戦は、最後は必死に守る展開で完封勝利だった。キャプテンの三笠貴史は「中身はできたことが少なかったが、こういう勝ち方を自信にして、次は主導権を握る戦いをしたい」と、一つ一つの試合が肥やしになっている。2試合連続のゴールを決め、所属元の町田から勝利を挙げた伊藤圭汰は涙を流すなど、各選手の全力プレーが継続すれば、今後も見る者を引きつけそうな気配だ。

スペインへ移籍する、清水和也のラストゲーム

Fリーグ選抜は、21日(土)にフウガドールすみだと戦うが、そのすみだはFリーグ選抜と同世代の若手ながら、すでに突出した活躍をこれまで見せてきていた清水和也が、スペインリーグへの移籍を決めた。この共同開催が日本でのラストゲームとなる。

ホームアリーナでの2試合となるすみだだが、今季はここまで1勝4敗とスタートダッシュに失敗。チーム全体としては得点力に欠け、元気がない。清水も勝利した2節のバルドラール浦安戦の2ゴールのみだ。ぜひこの2試合でゴールを決めて、チーム自体も浮上のきっかけとしたいだろう。

今回の共同開催は、1日目と2日目で墨田と立川の会場を移動して戦うチームが多いが、墨田で2試合を戦うもう一つのチームが湘南ベルマーレだ。

前節はエース・ロドリゴを出場停止で欠き。ヴォスクオーレ仙台相手に苦しみながら4-2で勝利。それでも20歳の植松晃都が2ゴール、昨シーズンフットサルデビューしてすぐに大活躍した25歳の小門勇太が、FKから強烈なシュートを決めるなど、こちらも若い選手の活躍が目立っていた。

3勝1分1敗で前節2位に浮上したバサジィ大分戦が、注目カードになるだろう。大分は森洸が5試合中4試合でゴール。6得点と好調だ。

菊地 芳樹

菊地 芳樹

1971年生まれ、神奈川県出身。ライター&編集者。サッカーの技術情報誌「ストライカーDX」元編集長。フットサルは競技が誕生した1990年代半ばより、日本のトップレベルを追いかけ、全国大会、Fリーグ、アジア選手権、ワールドカップなどを取材。自らも長くプレーを楽しんでいる。

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