人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
そして、ベルギー戦でもまたしてもCKからの流れで2点を奪われて同点とされてしまう。 強豪国が次々と敗退してしまった現在、ベルギーは優勝も狙える位置にいる強豪だ。同点ゴールを奪うと、そのベルギーが、日本代表に対して本気でギアを上げてきた。 こういう世界のトップクラスの相手との戦いは、親善試合ではもちろんグループリーグの試合でも体験できない。決勝トーナメントに残ったからこそ、そして、2点をリードするという展開に持ち込んだからこそできる体験だった。
最後のカウンターからの失点も、かつての「ドーハの悲劇」のように語り伝えられ、そして、日本サッカーの大きな教訓となって残っていくのであろう。 日本にとって、ラウンド16は3回目の挑戦だった(ロシア大会は、21世紀に入ってから5回目のワールドカップである。その5回のうち、3度ラウンド16に進んだことのある国はわずか14か国に過ぎない)。地元開催の2002年はホーム・アドバンテージによるものだったし、ラウンド16のトルコ戦は不完全燃焼感の強い試合だった。2010年の南アフリカ大会はラウンド16でPK戦までもつれ込んだのだが、守りに徹する現実的なサッカーで戦い、ラウンド16のパラグアイ戦もスコアレスドローだった。
それに対して、攻めの姿勢を見せ、グループリーグ最終戦ではまだ突破も決まっていないのにターンオーバーをするなどの積極采配を見せてラウンド16では大激戦を演じて見せた。 大きな進歩である。これまで、ワールドカップでの日本の目標はいつでも「グループリーグ突破」だった。だが、次の大会から目標は「ベスト8以上」となるのだろう。
最後の詰め、そしてセットプレーからの失点、GKの育成など、今大会で突き付けられた課題はいくつもある。その回答を4年以内に出せるのか。それが、新しい目標を実現するための鍵となる。
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 WEST 第3節-2 名古屋グランパスU-18 vs. 静岡学園高校
4月21日 午後12:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 WEST 第3節-1 ヴィッセル神戸U-18 vs. 東福岡高校
4月20日 午後2:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第2節-1 昌平高校 vs. 前橋育英高校
4月13日 午後1:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第1節-1 市立船橋高校 vs. 青森山田高校
4月6日 午後12:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第2節-2 FC東京U-18 vs. 川崎フロンターレU-18
4月14日 午後1:50〜
-
【限定】Foot! THURSDAY Presents 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深堀りレポート!2024 #3
4月18日 午後10:30〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第1節-2 柏レイソルU-18 vs. 鹿島アントラーズユース
4月7日 午前10:50〜
-
【限定】Foot! THURSDAY Presents 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深堀りレポート!2024 #4
4月25日 午後10:30〜
J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!