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突然ですが、「対義語」という言葉があります。
対義語とは、意味が反対となる語や、意味が対照的になっている語のことです。
世の中の殆どのことというのは、これらの「対義語」によって構成されていると言っても過言ではありません。
「勝利」⇔「敗北」
「好き」⇔「嫌い」
「永遠」⇔「瞬間」
「安心」⇔「不安」
「幸運」⇔「不運」
「攻撃」⇔「守備」
「集合」⇔「解散」
「収入」⇔「支出」
「需要」⇔「供給」
「進展」⇔「停滞」
「成功」⇔「失敗」
「嬉しい」⇔「悲しい」
「美味しい」⇔「不味い」
一般的に左側の言葉が多くのひとにとってポジティブな内容ではあり、一方で右側の言葉はあまり歓迎されない表現になります。
しかしよく考えてみると、多くの左側の言葉というのは、右側の言葉があって初めて機能する状態にあることがわかります。
と、ここで自転車ロードレースに於ける対義語というものを考えてみました。
「スタート」⇔「フィニッシュ」
「シッティング」⇔「ダンシング」
「スプリント」⇔「ポタリング」
「単独走行」⇔「集団走行」
「ヒルクライム」⇔「ダウンヒル」
「エース」⇔「アシスト」
「マリアローザ」⇔「マリアネッラ」
「UCI」⇔「Velon」
「シマノ」⇔「スラム」
「ツール」⇔「ブエルタ」
「京王閣」⇔「アングリル」
「デマール」⇔「武兄」
なんだか後半にかけて完全に迷走してしまいましたね...汗
また、上に書いた一般的な対義語の左右の関係値は完全に崩壊しているので気にしないでください...。
但し、左右の言葉がお互いを補完し合っているという絶対条件についてはしっかりと維持されているように感じます。
なにが言いたいかというと、表面的には対照的な状況だったり存在だったりしても、本質的にはとても大切で重要なものであるということを意識して生きていきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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