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静岡県は、この夏に県内で開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技」を契機として、これまで以上にサイクルスポーツを県内に根付かせ、サイクリストの憧れの地になるように、「サイクルスポーツの聖地創造会議」を設立して各種取り組みを進めています。
私自身も静岡県内の2ヶ所(小山町)でステージを開催している「ツアー・オブ・ジャパン」の大会ディレクター」として、「静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議」の「競技振興部会」及び「東京オリパラ自転車競技レガシー推進委員会」に関わらせていただいております。
先日、「静岡市産学交流センターB-nest」で開催された「令和元年度第2回 競技振興部会」に出席いたしました。
ちなみにこの「静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議(平成30年4月設置)」は以下の内容で構成されています。
◯目的:
サイクリストの憧れを呼ぶ聖地"ふじのくに"の実現
◯構成:
・4つの部会(競技振興/サイクルツーリズム /裾野拡大・安全/走行空間整備)
・企画広報戦略幹事会
・市町連絡会
私自身、「ツアー・オブ・ジャパン」の仕事に就いてから、全国の様々な自治体様とやりとりをさせていただくようになりました。
最初に「地域が持つ可能性」というものに触れたのは地域密着型チームの「宇都宮ブリッツェン」の監督時代でしたが、その後、多くの自治体様の取り組みに関わらせていただくようになり、地域ごとに違った魅力と可能性があることや、また、自治体が主導して物事を進めていくことの大変さというものも改めて学ばせていただいております。
自転車をつかったレースやイベントというのは、その殆どが公共の場所を使用することになるので、やはり自治体様との関係構築は最重要事項となってきます。
これまで私の中での自治体職員さんのイメージというのは「お堅い」という印象でしたが、色々な方々と接してみると、良い意味で「民間よりも民間っぽい」方々が数多くいらっしゃることも知りました。
自治体で働くということは、多くの制限や、時に周囲からの厳しい目などにも晒されることがあるかとは思いますが、それでも「街をつくっていく」というやりがいのある仕事であると強く感じます。
世界的にみても自転車レースというのは間違いなく「優秀な街興しコンテンツ」だといえます。
引き続き、自治体の皆様と自転車が持つ可能性について探求していきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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