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前代未聞の「アルプ・デュエズ」連続登頂! 第20ステージは「歴史的な1日」に|ツール・ド・フランス直前コラム vol.3
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昨日から新しい概念のロードレースシリーズとなる「ハンマーシリーズ」が、オランダ・リンブルフ州で開幕しています。
これまで比較的ドラスティックな変化を好んでこなかった自転車ロードレース界にとって、同シリーズが今後大きなチャレンジのきっかけとなっていくのは間違いありません。
今回「ハンマーシリーズ」が、全般的に保守的な自転車ロードレースの各チームや各選手たちにすんなりと受け入れられているのは、この企画自体が各チーム主導であるということが大きく関係しています。
これまでの自転車ロードレース界に於ける各チームの収入源というのは、各チームがそれぞれの営業活動などで獲得したチームスポンサーからの契約金が主体となっていました。
しかし、「ハンマーシリーズ」については、レースを開催することで得た収益などを各チームへ分配していくことが将来的な目標となっているといわれています。
要するに、これまではあくまで「参加者」としての立ち位置でレースに出場していた各チームや各選手たちが、創る側(レース主催者)の意識を持ってレースを走ることになっていくわけです。
当然、自分たちがレースを創る当事者となっていくわけですから、例えばレース内部に不具合などがあった場合でも、これまでの様にSNSなどをつかって闇雲にレース自体を批判するなどの行為は減っていくものと思われます。
なぜならそのレースを開催し、出場し、魅力あるレースを魅せ、そして収益をあげることが、将来の自分たちの生活を築くことに繋がってくるので、問題を解決し改善するための冷静かつ合理的な行動を選択するようになるからです。
表向きの「ハンマーシリーズ」の注目点はもちろんその革新的なルールにありますが、本質的な注目点として、チームが「創る側」にまわったという部分があります。
新しいチャレンジには常にトラブルなどがつきまとうものですが、自転車ロードレース界がポジティブな構造改革に着手するための第一歩として大いに注目していきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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