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前代未聞の「アルプ・デュエズ」連続登頂! 第20ステージは「歴史的な1日」に|ツール・ド・フランス直前コラム vol.3
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『ツール・ド・フランス』 は、昨日、アルプスでの山岳決戦を終え、いよいよ本日最終ステージのパリ・シャンゼリゼに到着します。
それにしても昨夜の伝説の峠 『ラルプ・デュエズ』 での激しい攻防は見応えたっぷりでした。
レース・オーガナイザーの仕事に就くと、大会の成功 = 『事故なく終わる』、『統括団体が定める規定通りに開催する』、『経済波及効果に繋がる数字などを確保する』、『大会に関わるチームや関係者のストレスを減らし快適性を高める』、『収支を安定させる』などなど、どうしても大会の根幹に関わる部分に気持ちが向きやすくなります。
しかし、自分が改めて 『観戦する側』 にまわってみると、昨夜のラルプ・デュエズの様な攻防があるのとないのとでは、大会そのものの面白さ(価値)に雲泥の差がついてしまうことを再認識させられました。
ここ数年、『レースの中身のおもしろさ』 については、世界最高峰のレースクオリティを持つはずの 『ツール・ド・フランス』 が、『ブエルタ・ア・エスパーニャ』 などに引けを取ってしまっていたことは多くのレースファンが感じていたはずです。
チームや選手の真剣度&メディアやファンの注目度については、間違いなく 『ツール・ド・フランス』 が際立った存在のはずなのに、レース展開的にはどうしても 『ワンサイドゲーム』 に陥るパターンが多くなってしまっていました。
一言では片付けられない様々な要素が複雑に絡み合った結果の 『方向性』 なのでそう簡単に解決はできないのでしょうが、それでも今年のツールは 『番狂わせ』 が最後の最後で一瞬だったにせよ起きかけたわけですから、主催者としては大満足な大会となっていることは間違いありません。
どちらにしても、自転車ロードレースというスポーツが根本的な構造改革を求めらつつあるのは事実であり、今後のUCI、ASO、Velon などの各団体の動きに注目していきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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