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サイクル ロードレース コラム 2023年9月17日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第20ステージ】元フルームの有能な右腕がレムコを抑えてステージ制覇!セップ・クスはマイヨ・ロホのままマドリードへ「この3人の覇者の1人になれたことを、心から嬉しく思う」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第20ステージ|Cycle*2023

「チームメイトのおかげで、最初から、僕らはレースを完璧にコントロール下に置いた。特にロベルト(ヘーシンク)とディラン(ファンバーレ)がステージの90%を牽引した。長くて、厳しかった1日に、2人はずっと前で働き続けてくれた。敬意を表したい」(クス)

最前線でもまた、アシストの健闘があった。208kmの長距離ステージも、残り60kmを切った頃だ。逃げ集団の最前列に「ウルフパック」が勢揃いすると、エヴェネプールを支える3人のチームメートが強烈なテンポを刻み始めた。そこまで1人の脱落者もいなかった逃げ集団を、容赦なく削っていく。

「マティア(カッタネオ)、ジェームス(ノックス)、そしてルイス(フェルヴァーケ)は素晴らしい仕事をした。僕のために、疲れ知らずの作業を引き受けてくれた」(エヴェネプール)

残り15km、先頭は15人にまで数を減らしていた。コース上に散りばめられていた10個の3級山岳も、とうとう残すは最後の1つだけとなった。

その王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院へと誘う参道は、ひどく激勾配で、しかも石畳が敷き詰められていた。この場所に、プールスは、狙いを定めていたという。2016年リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでも、長い1日の終わりに、やはり石畳の激勾配コート・ド・ラ・リュ・ナニオから勝利へと飛び立った。今ブエルタ最後の難関山岳2連戦で、チームエースのミケル・ランダのために身を粉にして働いた最終山岳アシストは、まさしく自分向けの地形で、すさまじい加速を切った!

「強豪揃いの集団だったから、計画を立てて動かなきゃならなかった。まずは激勾配ゾーンを全力で駆け上って、どうなるか見ようと考えた」(プールス)

22歳のネオプロ、レナルト・ファンイートヴェルトが真っ先に張り付いた。ソレルもワンテンポ遅れて追いついてきた。一方で、肝心のエヴェネプールは、苦しみ、もがいていた。まるでスピードは上がらない。後輪に潜んでいたペラヨ・サンチェスが、エヴェネプールを置き去りにして先へと飛び出して行ったほど。ちなみに前述のナニオ坂は、2016年大会にたった1度使用されただけだから、幸か不幸か、リエージュ2連覇中のエヴェネプールが対峙したことはない。

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