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サイクル ロードレース コラム 2023年9月16日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 第19ステージ結果速報】ダイネーゼが涙のブエルタ区間初優勝、総合勢は翌日の最終試練に備える

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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第20ステージコースマップ

第20ステージコースマップ

9月16日(土)第20ステージ
マンサナレス・エル・レアル > グアダラマ
207.8 km(丘陵)

ステージ距離は最長。山岳数は最多で、累積獲得標高は最多。マドリード帰還前夜の、奇想天外なコース。グランツールではいまだかつてお目にかかったことがないタイプのステージは、果たしてどんな結果をもたらすのだろう。3週間の終わりに、総合順位が入れ替わってしまう可能性も秘めている。

マンサナレス・エル・レアルとグアダラマという、マドリード北部の小さな2つの都市を結ぶステージ。スタートを走り出すと、すぐさま3級コリャド・デル・ポルタスゴ(登坂距離10.8km、平均勾配3.4%)へと取り掛かり、ほんの22kmほど走った先であっさりフィニッシュ地にたどり着く。

……ただし、お楽しみは、ここから。まるで知恵の輪のようなコースへと、足を踏み入れる。一旦フィニッシュ地を素通りしたプロトンは、南西へと進路を取ると、3級デ・ラ・クルス・ベルデ(7km、5%)を上る。その山頂から、時計回りに、約50kmの周回コースへと突入だ。ここでは3級ラ・エスコンディダ(9km、4.1%)、3級サンタ・マリア・デ・ラ・アラメダ(5km、5.6%)、3級ロブレドンド(5.1km、4.8%)と立て続けにこなす。これを2周回。ちなみにロブレドンドの下りルート上に、デ・ラ・クルス・ベルデの山頂と下りがある。

3周目にも差し掛かるのだが、3連山には向かわない。途中で東側へと逸れると、別の小さな周回を1つ。この輪の終わりに、3級デ・ラ・クルス・ベルデを別方面から攻略する(7.2km、3.9%)。そして今度は北東側へと下り、ようやく本格的にフィニッシュを目指す。ただし食いしん坊の今ステージは、最後にもう1度だけ寄り道するのだ。帰還途中に北西に折れ、3級サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(4.6km、6.6%)を上って下りる。

決して難関山岳は組み込まれていない。登場するのは小さな3級峠だけ。しかし、塵も積もれば、山となる。今大会最長の207.8kmのコースで、10回の上り下りを繰り返すうちに、いつのまにかトータルで標高を4270mも上っている。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ風と言うべきか。もしくはミニ世界選手権か。今どきのマイヨ・ロホは、クラシック風コースだって得意なはずだ。

高低差図

高低差図

ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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