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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第18ステージ】最愛の妻に捧げる今大会3勝目。レムコ・エヴェネプールが自らの誇りを守る圧巻の独走劇「僕は自分を誇りに思ってもいい」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか道の果てには、今大会3回目の歓喜が待っていた。全部で6つ用意された難関山頂フィニッシュのうち、エヴェネプールが3つを勝ち取った。「3勝目は私に捧げてね」との奥さまとの約束通り、フィニッシュラインでは、両手で「0」の字ーーウマイマ(Oumaima)さんの頭文字ーーを描いた。またプロ生活5年目の若きチャンピオンにとっては、記念すべきプロ50勝目。うちタイムトライアルが12勝、総合優勝が11勝で……なんと18勝が独走勝利である!
「今ブエルタで最も美しい3ステージを勝ち取り、山岳ジャージも獲得した。僕はいまだ成長を続けている証拠であり、単に2週目が、ちょっと上手く行かなかっただけ」(エヴェネプール)
後方のメイン集団では、当然のように、ユンボ・ヴィスマが主導権を握った。今大会すでに区間5勝を積み上げ、総合4位以下との差を3分近く有するユンボ3人衆にとって、アグレッシブに攻める理由などちっともなかった。だからエヴェネプールを含む集団が遠ざかっていくと、すぐに8人全員でプロトン最前列に陣取った。ひたすら静かにテンポを刻んだ。逃げには最大で12分近いタイム差を与えた。
ところがエヴェネプールが独走を開始した山、つまり1級ラ・クルス・デ・リナレスの1回目の上りに差し掛かると、バーレーン・ヴィクトリアスが最前列に駆け上がった。前日と同じようにユンボを2列目に押しのけ、4人で隊列を組み上げると、走行ペースを一気に上げる。狙いはもちろん、前日の奮闘で総合5位に浮上したミケル・ランダを、もう1つ上へ引き上げること。なにしろ総合4位フアン・アユソから6位エンリク・マスまでのタイム差は、たったの30秒しかないのだ。
ただし、山頂を越え、下りに入るタイミングで、ユンボが主導権を奪い返す。スペイントリオの戦いも一旦休止。テクニカルでありながら、かなりのスピードが出る危険なダウンヒルを、ヤン・トラトニクが水先案内人となり慎重に下った。
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