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サイクル ロードレース コラム 2023年9月14日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第17ステージ】ユンボの三神が区間トップ3を独占!総合3位プリモシュ・ログリッチ「正直に言えば、行きたい気持ちもあったし、行きたくない気持ちもあった」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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マイヨ・ロホを守ったセップ・クス

マイヨ・ロホを守ったセップ・クス

「奇妙な感じだけど、決して悪い気分ではない。またしても、とびきり強く、友でもあるチームメート2人と、1日を過ごすことができた。2人は偉大なるチャンピオンだ。僕も自分の勝ちが欲しいけど、もしも必要とあらば、僕は彼らのために働く準備もできている」(クス)

ユンボにとっては、第13ステージに次ぐ、今大会2度目のステージトップ3独占。「今日のメインゴール」だった総合1・2・3の座も、まるで危なげなく、5日連続で守った。しかも総合3位ログリッチと、この日の激坂に大いに苦しめられた4位アユソのタイム差は、前日までの1分から一気に2分52秒へと広がり、ユンボ・ヴィスマによる最終総合表彰台の独占の可能性はかつてないほどに高まった。どの順番で乗るかだけが、いまだに分からない。

「セップがまだレッドジャージを着ていることを、素直に嬉しく思う。正直に言えば、彼にジャージを守ってほしかったし、セップにブエルタ総合制覇を成し遂げてほしいと思ってる」(ヴィンゲゴー)

ユンボ・ヴィスマの牙城はあまりに堅固で、この先は、総合トップ5の残り2つの席を巡る争いが激化するかもしれない。なにしろ3日後に21歳の誕生日を迎えるアユソは、2年連続の総合表彰台乗りを狙う前に、4位確保さえ分からなくなってきた。チーム総出で健闘したランダが、アユソから16秒遅れの総合5位に浮上した。さらに14秒後の6位には、マスがつけている。新人ジャージは、現時点で2位以下に2分43秒差をつけるアユソが、いまだ安泰だろうか。もちろんアングリルで上手く巻き返した20歳のキアン・アイデルブルックスを、用心するに越したことはない。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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