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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第9ステージ】レナード・ケムナが全グランツールステージ優勝を達成 マイヨ・ロホはセップ・クスが守って第1週を終える
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介最大勾配20%の区間もグイグイと踏み込んだケムナ。後ろで粘るソブレロを完全に振り切ると、独走態勢を固めて頂上のフィニッシュ地点へとやってきた。プロキャリアでは9勝目。2020年ツール第16ステージ、2022年ジロ・デ・イタリア第4ステージで勝利しており、このブエルタ初勝利によってすべてのグランツールで勝利を挙げたライダーとなった。
「ペースの上下が激しく、集中するのが難しいレースだった。。できるだけ脚を使わないように心掛けていて、それは逃げに加わっても同じだった。最後の上りは変化が多く、どこでアタックするかは悩みどころだったけど、自分自身のフィーリングにゆだねて正解だったよ」(ケムナ)
今年はジロ・デ・イタリアで個人総合9位に入り、チーム内では総合エースとしての地位を確立しつつあった。しかし、3週間をフルに戦った代償は大きく、疲労の回復に時間がかかってしまった。さらには今大会の開幕に前後して体調を崩してしまい、ここまでのステージは日々「生き残るための戦いだった」。
全グランツールステージ優勝を達成したレナード・ケムナ
「近いうちにグランツールの総合争いに戻りたいと思っている。それを可能にする力はあるはずなんだ。すべてのグランツールで勝ったことは大きな自信になるだろうね」(ケムナ)
数分後ろでは、個人総合上位陣もカラバカ・デ・ラ・クルスを目指してのクライミング。雨による土の流入でコース上の危険性が高まったこともあり、このステージのタイム計測はフィニッシュ前2.05kmで行われた。そこへ向かって、個人総合11位のジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)と同13位のアレクサンドル・ウラソフ(ボーラ・ハンスグローエ)が先にアタック。他の総合系ライダーたちに5秒差をつけて“先着”した。また、ログリッチも攻撃に出て、ヴィンゲゴーやレムコ、エンリク・マス(モビスター チーム)、フアン・アユソ(UAEチームエミレーツ)とのパックで計測ラインを通過。そこからフィニッシュラインまでの約2kmはニュートラルとなった。
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