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サイクル ロードレース コラム 2023年7月16日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第14ステージ】得意のダウンヒルで勝負をかけたカルロス・ロドリゲスがツール初勝利!ヴィンゲゴーとポガチャルの“頂上決戦”はボーナスタイムで1秒拡大

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ツール・ド・フランス 第14ステージ|Cycle*2023

ただ、落車した選手すべてがレースに戻ることはかなわなかった。一部選手は傷みが激しく、アントニオ・ペドレロ(モビスター チーム)はその場で救急搬送。個人総合13位でスタートしていたルイス・メインチェス(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)は、鎖骨を骨折しレース続行を断念。8km地点で再度のリアルスタートが切られたが、直後にはエステバン・チャベス(EFエデュケーション・イージーポスト、コロンビア)が痛みに顔をゆがめ走るのをあきらめている。

逃げ狙いの動きも戻ってきて活性化するプロトンで、またも落車が発生。3級山岳サエル頂上通過後の下りで、個人総合12位のロマン・バルデ(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ)が地面に叩きつけられてしまう。複数箇所を傷め、バイクに戻ることはできず。ほぼ同じタイミングでジェームズ・ショー(EFエデュケーション・イージーポスト)も負傷リタイアしている。

混乱が続く一方で、レースは30km地点で20人の先頭グループが形成される。そこからの出入りやメンバーの入れ替わりなどもあって、慌ただしいまま。メイン集団に逃げの容認ムードがなく、タイム差が開いても30秒程度。2つの1級山岳クー、フーこそ先頭グループが先に頂上通過したが、中間地点を過ぎて上り始めた1級山岳ラマズ峠で逃げていた選手たちはすべて集団がキャッチ。残り58kmでレースはふりだしに戻った。

メイン集団をコントロールするのはリーダーチームのユンボ・ヴィスマ。ワウト・ファンアールトやウィルコ・ケルデルマンのペーシングで人数を絞り込んでいくと、ラマズ峠頂上2km手前で先頭グループは17人に。個人総合上位陣では、8位につけているトーマス・ピドコック(イネオス・グレナディアーズ)が残れず、そのまま戦線から離脱した。

残り30kmを切り、最後の上りである超級山岳ジュー・プラーヌへ。先頭は16人となって上り始めると、ワウトの牽きでさらに人数は減少。一度は役目を終えたかに思えたワウトだったが、集団後方からまた前に上がってきて、牽いていたラファウ・マイカ(UAEチームエミレーツ)を振り落とす。ワウトが仕事を終えたらセップ・クスが引き継いで、前線に残ったのはヴィンゲゴーやポガチャルら7人。

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