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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第3ステージ】大会最初の平坦ステージはヤスペル・フィリプセンが快勝!「最高のリードアウトマン」マチュー・ファンデルプールの働きも最大限機能
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介残り8kmでスーダル・クイックステップがもう一段階スピードを上げると、イネオス・グレナディアーズ、チーム アルケア・サムシック、ウノエックス・プロサイクリングチームなどが加勢。残り2kmでカスパー・アスグリーン(スーダル・クイックステップ)が先頭に立つと、後ろにはアンテルマルシェ・サーカス・ワンティのトレインがついて、最後の1kmを迎えた。
混沌とする最終局面。ここで加速を成功させたのはアルペシン・ドゥクーニンク。ヨナス・リカールトが引き上げ役を務めると、バトンを受けたマチュー・ファンデルプールが発射台を務める。緩やかに右に曲がっている残り200mでフィリプセンを放つと、あとはフィニッシュまでまっしぐら。フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス)やカレブ・ユアン(ロット・デスティニー)らの追い上げをかわし、今大会初勝利。ツール通算3勝目とした。
ツール3勝目を飾ったヤスペル・フィリプセン
「ヨナス(リカールト)とマチュー(ファンデルプール)のリードアウトは最高だったね。あの2人はすごいよ! わずかなスペースを自分たちのものにしてくれるんだ。スピードだけじゃなく、技術もないと難しいのは当然さ」(フィリプセン)
フィニッシュ直後には、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)への進路妨害があったのではないかとの見方もあったが、裁定の結果は問題なし。改めて、フィリプセンの勝利が確定した。
「トリッキーな最終局面だったからね。僕としては最短ルートを押さえたつもりだったんだ。大会序盤でみんな脚があるし、それなりにリスクは負わなければならない。とにかく勝てて良かったよ」(フィリプセン)
結果的に、ステージ102位まではフィリプセンと同タイム扱い。個人総合上位陣には変化がなく、アダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ)がマイヨ・ジョーヌを着続ける。前日までと違い、自チームがレースをコントロールする局面がほとんどなく、回復に努めるには最適な1日だった。
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